体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

教育

岡本茂樹著『反省させると犯罪者になります』(新潮新書,2013)を読む

こんにちは。石田智巳です。 いろいろな本を通勤電車や風呂で読みまくっているのですが,今日は元同僚のこの本を読了したので,簡単に感想文を書いてみたいと思います。 では,どうぞ。 この本のことは気になっていたのだが,読みたい本,読まなければならな…

「日本会議」について

こんにちは。石田智巳です。 今日は,「日本会議」について書いてみたいと思います。 最近,よく目にするようになってきた日本会議ですが,昨年2016年にこの日本会議に関わる本が出されるようになっており,ようやく注目されてきたと言っていいでしょう。 海…

中教審の答申を読む(新春記念講演会で話したこと)

こんにちは。石田智巳です。 先日のブログでは,大阪で行われました学校体育研究同志会の新春記念講演会について書き始めました。 それで,最初に話した教育改革が繰り返されることについて書き始めたら,話があっちこっちへ飛んでしまい,結局,最初の5分程…

新春記念講演会・・・ではなく,自虐教育史観のこと

こんにちは。石田智巳です。 昨日は,体育同志会大阪支部の「新春記念講演会」に呼ばれていって来ました。 このネーミングが大阪らしいというか,上方落語の会のような印象を受けます。 「新春シャンソンショー」ではありません。 昨日は,中教審の答申につ…

1月16日に「学校ボランティア報告会」が行われました。

こんにちは。石田智巳です。 僕の所属している専攻には,初等教職課程が置かれています。 その初等課程の2回生の学生が,学校ボランティアにいってきて,その報告会を1月16日の土曜日に行いました。 今日は,その報告を書いたので,その報告を載せておこうと…

「大貧民・大富豪」で社会を考える。2

こんにちは。石田智巳です。 今日は,「『大貧民・大富豪』で社会を考える。」の続きです。 というか,本当に「大富豪」の話です。 そのことは絶対に書きます。 写真は,娘が学校の帰りに拾ってきたカラスウリ。 なんかホカホカしている感じがします。 そこ…

末吉小学校・菊池淨先生のお話6

こんにちは。石田智巳です。 今日は元末吉小学校の菊池淨先生から送られてきたお話です。 遠泳の話が3つなのですが,ひとつだけ載せてみます。 写真は,娘が同級生の住むお隣さんに芋掘りに連れて行ってもらい,芋以外にもいろいろいただいたので撮りました…

教師の技を看るということの難しさ

こんにちは。石田智巳です。 今日は,金曜日に行った2つの授業の話です。 授業はやっぱり難しいものだと思いました。 では,どうぞ。 写真は,うちの近くにある平城京の大極殿。 金曜日は2限が保健体育科教育概論という授業で,3限が教職実践演習(中高)と…

小林篤著『斎藤喜博―その全仕事』が届きました。

こんにちは。石田智巳です。 先日,斎藤喜博さんの研究書を送っていただきました。 今日の話の中味は,本の内容にまで入っていけないと思いますが,とりあえず届いた経緯などを書きたいと思います。 では,どうぞ。 先日,家に帰ると封筒が届いていたので,…

教育実習の話

こんにちは。石田智巳です。 今日は教育実習訪問にいってきたので,その時の様子です。 いろいろ面白かったのですが,帰ってきてからまた面白かったので報告します。 では,どうぞ。 写真は,平城京の跡。 うちから車で5分強のところに太極門(かつて子ども…

末吉小学校・菊池淨先生のお話

こんにちは。石田智巳です。 先日また,菊池淨先生からメールをいただきました。 メールにはお話と絵がセットになっています。 今日は,この話を紹介したいと思います。 では,どうぞ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

第8回野外実習キャンプが行われました。

こんにちは。石田智巳です。 8月25日は、僕の所属している専攻で野外実習(キャンプ)が開催されました。 その様子です。 実は、台風の影響を受けてしまいました。 では、どうぞ。 8月25日は、日本体育学会があるのだが、学生がこの日にキャンプ実習をやり…

昔話「末吉小学校」を読む2-補足をしていただきました。

こんにちは。石田智巳です。 今日は,タイトルの末吉小学校の話の続きを読もうと思っていましたが,「1」をアップしたら,菊池浄先生から補足のコメントをいただきました。 そのため,このコメントについてです。 では,どうぞ。 昔話「末吉小学校」を読む…

昔話「末吉小学校」を読む

こんにちは。石田智巳です。 以前,このブログで菊池浄「末吉小学校を思う」を読む を書きました。 その後,菊池浄先生から連絡があり,「末吉小学校を思う」を書き直した「昔話『末吉小学校』」を送っていただきました。 今日は,この文章を読んで思ったこ…

『戦後の日本の教育と教育学』(かもがわ出版)について

こんにちは。石田智巳です。 今日は,教育科学研究会編『戦後日本の教育と教育学』(かもがわ出版,2014)の紹介です。 先日(ずいぶん前のことです。すみません。),この本のことを書こうと思ったのですが,違う中味を書いてしまいました。 しかも,この記…

日生連に対する誤解(!?)がありました

こんにちは。石田智巳です。 日生連(日本生活教育連盟)について,ちょくちょく書いてきましたが,どうも誤解をしていたようです。 今日はそのことについて書こうと思います。 では,どうぞ。 先日,試験監督が終わって昼休みに入ったときに,昨年までうち…

『体育科教育』7月号が届きました。 体育とアクティブ・ラーニング

こんにちは。石田智巳です。 今日は『体育科教育』2015年7月号が届いたので,ざっと眺めてみました。 特集は「体育で取り組むアクティブ・ラーニング」です。 いろいろ思うことがありましたので,ブログに書くことにしてみます。 では,どうぞ。 『体育科教…

教育実習訪問でつながった話 ルビンの壺

こんにちは。石田智巳です。 今日は,教育実習訪問にいって,いろいろなことがつながった話です。 こんなこともあるのかと驚きました。 うまくまとめられるかどうか不安なのですが,書いてみます。 では,どうぞ。 先週の姫路に続いて,今週の水曜日は大阪の…

教育実習訪問でいろいろ学ぶことができました。

こんにちは。石田智巳です。 今日は,教育実習の訪問指導に行って,学んだ話です。 当たり前なことですが,今さらながら自分は若くないというか,古い世代なんだということを知りました。 では,どうぞ。 今週と来週の水曜日は,教育実習の訪問指導に出かけ…

模擬授業が始まりました。

こんにちは。石田智巳です。 初等体育科教育法という授業では模擬授業が始まりました。 今日は,その話をします。 では,どうぞ。 模擬授業というのは,僕が和歌山にいた頃からやっていたが,そのときは中等課程の学生たちだけをやっていた。 初等課程は,10…

竹内常一『おとなが子どもと出会うとき 子どもが世界を立ちあげるとき』を読む3

こんにちは。石田智巳です。 今日もまた,竹内常一さんの実践記録批評を読みます。 もとの実践記録を読んで書きたいところですが,よその研究団体の文章を僕がわざわざ批評するのも変なので,竹内さんの批評を読むことにします。 では,どうぞ。 先日,東京…

研究会に参加することについて

こんにちは。石田智巳です。 今日は教育科学研究会(教科研)の『戦後日本教育と教育学』(かもがわ出版)を紹介しようと思って書き始めましたが,まったくそこまで行きませんでした。 以前,読書のススメ という記事を書きましたが,それとは違う意味での「…

坂本光男さんの本を読む2

こんにちは。石田智巳です。 今日もまた坂本光男さんの本『子どもが主役の学級づくり入門』(明治図書,1995)を読みます。 昨日は,ほめること・叱ること,子どもの要求を出させることなどについて書いていたのですが,僕が何でこの本を読んでブログの記事…

坂本光男さんの本を読む1 佐々木賢太郎さんが朱をいれた班ノート付き

こんにちは。石田智巳です。 今日は,坂本光男さん『子どもが主役の学級づくり入門』(明治図書,1995)を読みたいと思います。 坂本光男さんは,知っている人は知っていると思いますが,「3年B組金八先生」のモデルとなった方です。 今日は,「Ⅰ学級づくり…

またまたナラティヴの話-よい歯医者とは?

こんにちは。石田智巳です。 今日もまたナラティヴの話です。 よい歯医者と悪い歯医者の違いです。 ここだけを読んで,はは~んと思った人はいないでしょうが,その違いを考えてみてください。 では,どうぞ。 このブログを始めた頃に,「何やってるの!」と…

3つの支部ニュースの記事 言葉の力

こんにちは。石田智巳です。 今日は,体育同志会の滋賀・京都・大阪の関西新三都物語です。 というのは冗談で,滋賀支部ニュース,京都支部ニュース,大阪支部ニュースに描かれていた共通の話を紹介します。 若い人の感性です。 では,どうぞ。 まずは滋賀支…

3月29日は制野俊弘さんの命の実践が放送されます。中村敏雄シンポジウムも。

<a href="http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0329/index.html" data-mce-href="http://www.nhk.or.jp/special/detail/2015/0329/index.html">NHKスペシャル|命と向きあう教室~被災地の15歳・1年の記録~(仮)&a…

ナラティヴ・アプローチについて

こんにちは。石田智巳です。 今日は,一昨日のブログの続きのような話になりますが,物語,あるいは物語ることについて,少し違う角度から書いてみたいと思います。 それは,ナラティヴ・アプローチ,あるいはナラティブ・プラクティスというような言葉で表…

「『実践』の零度」について

こんにちは。石田智巳です。 3月1日のブログの記事では,「実践の零度」について書こうと思ったのですが,余計な話ばかりしているうちに,『身体の零度』(三浦雅士,講談社メチエ)の話になり,スポーツの零度を話して終わりました。 余計な話は,僕なりの…

「教育実践」の零度の手前,身体とスポーツの零度

こんにちは。石田智巳です。 最近,生活綴方や実践記録,授業研究のことを調べていて,いろいろな本を読みあさっています。 本当に,いろいろな本を買っています。 そのなかで,教育実践における「実践」という言葉がいつ使われはじめたのか,どういう意味が…

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