体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

2015年後期も音楽マット「たんぽぽ開いた」をやりました。

こんにちは。石田智巳です。

 

今日は授業で音楽マット「たんぽぽ開いた」をやった話です。

授業というのは本当に難しいです。

結果的にはうまくいったのですが,何がうまくいく原因となったのかはわかりません。

そんなことも書いてみたいと思います。

では,どうぞ。

 

木曜日の2限は,「初等体育」という授業をやっている。

この授業は体育館で,小学校体育の典型(?)教材を扱って実際にやってみながら,その教材が持つ意義とか,指導方法について学ぶ。

つまり,中等でいうところの教科の内容にあたる授業のダイジェスト版。

それがあって,指導法(体育科教育法)の授業がある。

 

器械運動は全部で4回ある。

最初に,グループ学習の仕方を「前転-前転V字バランス」を教材にして学ぶ。

これで,仕組みがわかって,学び会うことで全員ができるようになることを教える。

そして,側転の指導法の学習を経て,音楽マット作りとなる。

さらに3回目の授業で発表会。

 

2回目の授業の30分ぐらいで音楽マットの設計図を作るのだが,次の時間までに作ってこないグループは発表会の当日に練習する時間がなくなり,うまくいかないことは経験上わかっている。

だから,必ず2回目の授業で一応の形ができなければ,3回目の授業の前に集まって作らせることにしている。

 

このクラスは,なんと全グループが作ってきた。

ごくまれに,設計図を持っている人が遅刻や欠席をして,ひどいことになったことがあるが,それはなかった。

そして,すごく集中して練習に取り組んだ。

このクラスはこんなに力を秘めていたのかと驚くばかりである。

 

演技の構成の仕方だとか,ここの技の完成度だとかは,時間が短いのであまり問えないのだが,それでも今回は割とよくまとまった演技となった。

ところで,体育同志会では昨年の冬大会に(今年も予定しているが),グループの質が向上するとか変化するということを主題にして研究会を持った。

ある小学校の先生は,できる子どもが引っ張るグループよりも,うまくできなくてもわかっている子どもが引っ張るグループの方が伸びがいいという仮説を出された。

それは何となくわかる気がする。

 

今回は,技術的なわかりというわけではないが,リーダーシップのとれる女性たちが中心となって,男性陣を含めたグループを引っ張っていったように思う。

ひとつだけ,苦手な女性に男性が合わせてあげるようなグループもあった。

決して無理をせずに,その子の動きに合わせて全体が動くのだ。

このグループは優しい男子が引っ張っていたようだ。

 

このクラスに関していえば,実は,もしかしたら初めてこんなに集中して意欲的に取り組めたのではないかと思うし,できた演技もこれまでで最もよかったように思う。

しかも,すごい能力を持った子が派手な技をやって,周りの子がそれを引き立てるというのではなかった。

そこがまたすごいと思う。

自分の授業がちょっとうまくいったとしても,それがなぜなのかが分析できなければ,「たまたま」ある学生たちに助けられたというだけで,再現性がない。

 

ということで,ビデオをyou tubeにアップしました。

ここには,3位から1位の映像を載せておきます。

学生さんには承諾を得ています。

 

第3位 3班 19.45

www.youtube.com

 

第2位 2班 19.57

www.youtube.com

 

第1位 4班 19.71

www.youtube.com

 

ということで,もう少し彼らとつきあって,授業をより良いものにする工夫をしたいと思います。

 

 

 

 

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