体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

『たのスポ』9月号を読む-今月の授業から

こんにちは。石田智巳です。

 

9月になって,ようやく『たのしい体育・スポーツ』が届きました。

8月には届かなかったので,久しぶりに届いたという感じです。

これまで,『たのスポ』が来ないとき用に,テーマを決めていたので(今は実践記録),そちらも書きたいところです。

 

でも,もともと『たのスポ』を少しだけでも世に広めるために始めたブログなので,『たのスポ』の記事を読んで考えたことも書いていきたいと思います。

では,どうぞ。

 

今月の『たのスポ』は,「武道の授業は今」という特集である。

まずは,表紙。

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写真は剣道であるが,なんとも緊張感が伝わってくる。

「継続は力なり」。

その通り。

僕もブログを365日続けて力をつけよう。

その後は・・・。

 

あれ?

実践記録がない。

「現場レポート」となっている。

そうか。

今,武道の実践記録を書いて,集団討論するということは難しい。

長野の小山吉明さんが,ときどきすぐれたレポートを提出するが,中学校分科会で検討するのがやっとだ。

支部では限られている。

 

内田良さんと,溝口紀子さんの名前もある。

内田さんは,「柔道死」の問題を扱っていた人で,元立命館小学校校長だった深谷圭助さんの大学院のときのご学友だそうだ。

溝口さんは,バルセロナ五輪の銀メダリスト。

今は,女子柔道の問題に取り組んでおられる。

著作『性と柔』(河出書房,2013)は,一応買って読んだ。

女子は男性に支配されて苦しいわけだ。

 

論考は坂上康博さん。

今となっては,体育同志会の研究者で武道について語れる研究者は,坂上さんぐらいだろうか。

 

 でも,実践記録がないというのは困った。

基本的には,実践のここが面白いとか,こんな風に発展させたらいいなあとか,実践記録を好きなように読みたい。

そして,僕の報告を読んだ人が,「どれどれ,読んでみるか」となってくれればいいと思っているのだ。

 

だから,論考についての批評はあまりしたくない。

 

といっていてもしょうがないので,居住まいを正して,表紙をめくろう。

ぱさ。

 

おっと,今月の授業だった。

山内基広さんによる「運動会アラカルト~団体競技・組み体操のヒント~」。

ち,ちからが抜ける。

 

ちびっこカウボーイ(4年生)(BGM:ウィリアムテル序曲)

このウィリアウムテル序曲というのがいいね。

僕の世代は間違いなく,「俺たちひょうきん族」だ。

 

次の頁は,チェッコリ玉入れ(1年生)(BGM:チェッチェッコリ)

もはや意味不明。

いや待て。

この曲は娘が保育園のときに,踊っていた。

②の「リサンガマンガン」は,僕には「二酸化マンガン」と聞こえた。

だから,なぜか,③「サンサマンガン」は,「過酸化マンガン」となるのだ。

なるほど,玉入れとダンスの合わせ技一本(武道を意識しました)。

 

そして,組体操。

つぶれないための肘の外旋が書かれている。

こういう体の使い方って,すごく重要だ。

さすが山内さん。

これは,体操競技なんだよね。

おまけに,写真は,ネコちゃん体操の「ふー」と「はー」になっている。

 

むかし,僕の師匠の江刺幸政先生が,肘をしめるというこの原理を教えてくれた。

あと,倒立でもいいし,ハードルでも,剣道の面を飛び込んで打つとき(ここでも武道)でもいいんだけど,原理は同じ。

最初に振り上げる足を前に出すと,人間の関節の可動域の問題で,ギリギリまで開いてもう開けないところまでくる。

すると,後ろの足が引っ張られる用にして前に出る。

後ろの足を前に出すのではないということだ。

 

これは,ソ連のドンスコイという人の理論らしい。

 

僕は円盤投げをやっていたので,その理論は応用できた。

円盤を右手でもって,肩の高さまで腕を開いて上げて,肘を時計回りにややひねる(外旋と同じ)。

そして,そのまま手を後ろにもっていこうとしても,あるところからは,手が背中の筋肉や関節に引っかかるようになって,それ以上背中の方へいかなくなる。

このとき,肘を後ろに向けたままだと(内旋),円盤を持った手は後ろにいってしまう。

この外旋を利用すれば,ターンをして両足をついたパワーポジションのときに,手が下がることなく,反動を利用することができるのだ。

 

今,手を上げた人いるでしょ。

 

こういう体の使い方や動かし方というのは重要だと思う。

ようやく,体育・スポーツにかかわった考察ができた。

 

話はややそれるが,去年の授業で,「子どもに手を上げさせる工夫」の話をしたことがある。

「子どもが手を上げる」ことは,その賛否や方法を含めていろいろ議論がある。

そのことも含めてではあるが,まずは学生にどんな工夫があるかを考えさせた。

そうしたら,サッカー部のカンバラくんは,「『自分の脇を見ろ』という」と云った。

 

「どういうこと?」

「先生も自分の脇見てくださいよ」

「ホントだ(手が上がった)」。

原理は違うようです・・・・スミマセン。

 

もう一枚めくると成瀬さんの「かぜ」。

あっ,ということは・・・。

僕も執筆しているんだった。

これってすごく微妙な位置だね。

 

【論考】として,坂上さんの次に書いているようにも見える。

でも違う。

「武道の授業を見る話」なのだけど,せめて【授業訪問】とかつけてくれればいいのに。

 

植田真帆も書いている。

彼女の実践報告は,もう10年ぐらい前になるのかな。

当時,面白く聞かせてもらった。

彼女の書く文章はなかなか説得力がある。

これは楽しみだ。

 

ということで,今日はここまで。

また,報告したいと思います。

 

 

 

 

 

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