体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

みやぎ大会2日目

こんにちは。石田智巳です。

 

今日もみやぎ大会の2日目の記事です。

では,どうぞ。

 

1日目の夜は,1時前にはおとなしく寝た。

同志会の全国大会で,別の部屋に行って飲まなかったのは初めてだ。

 2日目の朝起きて,とりあえず走りに行く。

朝6時半でももうすでに暑い。

7キロほど走る。

 

今日はグループ学習分科会に出るので,大観荘からの移動がない。

そこで,ややゆっくりとすることができた。

 

全国研究局のメンバーは,大会中は,大会のテーマや今の研究課題と関わって,実践報告を聞きに行くのが仕事だ。

そのために事前に送られてくる提案集を読んでおく。

 

一日目は高校分科会に出たが,二日目はグループ学習分科会に出ることにした。

ほかにも二つ,気になる実践報告があったが,それは別のメンバーに任せることにした。

 

僕が聞きに行こうと思った実践は,大阪の中川孝子さんの実践だ。

中川さんは,5年生の水泳の実践とフラグフットボールの実践を報告した。

報告のねらいは,二つの教材(種目)でグループ学習をやってみて,仕組み方にどういう違いがあるのかを明らかにすることである。

 

その前に,まず半崎さんの実践が報告される。

半崎さんの報告は小学校3年生であり,種目は中川さんと同じフラッグフットボールである。

何年か前に,愛知で半崎さんのバスケットボール実践の報告を聞いたことがある。

そのときは,なかなか実践の勘所がつかめていないようで,子どもたちにバスケットボールを教材としてぶつけていくところから,最終出口までの実践全体の見通しが持てていないようであった。

それからすれば,よく鍛えられてきたと思う。

子どもたちのことがよくわかる資料が多く用意され,個別の子どもだけではなく,班の様子もよくわかるものだった。

 

実践を作って報告するのは大変なことだ。

まず,子どもたちの様子(主に生活課題)と,それを乗り越えるために教材の何に価値を見いだすのか,また教師の願いは何で,見通しはどう持っているのかというストーリーが作れるのかどうか。

 

簡単には作れないが,実践しながら,途中経過を報告して,やってみて,実践報告を作る。

繰り返し報告をしながら,他人の視点を自分に取り込むことが必要だ。

そうやって,教師は成長していく。

 

あと,実践報告を聞いていて思うことだが,教師が教えたいと思う動作や動きを言葉にしてみることが大切だ。

半崎さんは,途中「教え込んだ」という表現をした。

僕は,教師が教えるべきことと,子どもが考えることを峻別する必要があると思っている。

だから教え込んだっていいと思ってもいる。

限られた時間で,子どもに考えさせるには何を教えて,何を考えさせるのか。

少なくない授業で,子どもの感想がしょぼいのは,「考えさせる症候群」に陥っているからだと思う。

つまり,教えたいことを動作や動きの言葉にできないので,子どもたちに考えさせるという形を取らざるを得なくなるのだ。

そういう場合,何でもよくなってしまって,総括が難しくなる。

 

半崎実践については,実はこのぐらいの感想しか書けない。

実は,実践報告の間,1日目のまとめをしていたから。

早い話が,その日に更新するブログの記事を書いていたのだ。

半崎さん,すみません。

 

それで,中川実践である。

これについても,明日まとめを書くので,今日は少しだけ。

 

中川さんは,さすがに30数年間,系統指導とグループ学習の統一に取り組んでいただけあって,報告も重厚だ。

半崎さんもそうであったが,中川さんの資料も量が多い。

かなり分厚い記録と,子どもの感想文の一覧,班の中の人間関係の変化がわかるようなMRIという表などが用意される。

 

水泳の研究を長くやってきた中川さんにすれば,水泳は上手い子とそうでない子が一緒のグループ(ペア,トリオ)でやれば,上手い子がそうでない子に教えることで,その子が上手くなり,上手い子も多くの学びがある。

つまり,技能差があるから学びが深まるのだ。

体育同志会にとって,ここはポイント。

しかも,苦手な子がうまくならなくても,上手い子は困らない。

 

しかし,グループ=チームとなるボール運動では,上手くない子が上手くなってくれないと作戦が遂行できないし,チームが勝つことができないので困る。

でも,なかなか思うようにはいかないので,人間関係が悪くなる。

 

だから,どのようにグループ学習を仕組むのがいいのか。

ボール運動で,子どもたちの関係が変わるためには何が必要なのか。

道徳ではうまくいかない。

中川さんはそこに焦点を当てて研究する必要を感じているのだ。

 

班の子どもの感想やMRIを分析すると,どうやら技能差だけでは上手くいかないようだ。

つまり,水泳のように,技能的に上位な子が云うことを,他の班員が聞くという関係では,質的には高まらないのではないかと述べる。

 

それに対して,技能ではなく,わかること(認識)を軸にしているグループは,技能的に高い子にも指摘ができるし,結果として,グループ学習の質が上がるのではないか。

 もちろん,そんなに単純化してはいえないが,こんなことが話された。

 

今後に期待が持てそうだ。

しかし,中川さんは定年なので,「もうやらない」といっていた。

あと,昨年,大阪で子どもの感想文をどう読むのかという話になったときに,「私は書かす。低学年でも書けるようになる」と云われた理由がわかった。

教えてほしい人は,中川さんか僕に聞いてみてください。

 

分科会が終わって,簡単なまとめを作って,走りに行った。

朝も7キロ走ったが,この日は日曜日なので,15キロは走りたい。

そこで,8キロ走った。

汗でべとべとになったし,その後は干からびてしまった。

 

17時半から世話人会議をやって,文化交流の夕べ(通称,大レク)へ。

 これも宮城支部の思いが詰まったとてもすばらしい企画だった。

オープニングは荒馬から。

これも宮城らしい。

「文化交流の夕べ」ということなので,様々な出し物が出される。

 品のあるもの

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品のないもの

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 牧野さんと辻内さんのエアー体操がなかったのは残念。

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 最後も感動的に終わった。

僕も4年前に事務局長をやったから分かるが,全国大会は大レクが終わると,ほぼ終わり。

 

宮城のみなさん,ひとまずお疲れさまでした。

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追記:昨日の記事はモバイルでは,写真が逆さまのものが多く失礼しました。直しておきました。

 

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