体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

50代のランニング3 走れなかった原因

こんにちは。石田智巳です。

2年前のある日,走りに行ってみると股関節に力が入らないという経験をしました。

それから2年経って,ようやく原因がわかりました。

ということで,今日は久しぶりに記事を更新します。

では,どうぞ。

 

2018年7月に,内股に違和感があって走れなくなるという経験をした。

その頃から,毎週,更新していた「ランニングの記録」は更新しなくなった。

でも,10月のロングビーチラソン,3月のロサンゼルスマラソンは何とか走った。

その数日後に帰国したのだが,足の疲れが癒えてから,また週末に長距離走を走っていたのだが,とにかく足が回復しない。

日曜日に長距離走をやると,水曜日にまだ疲れが残っている。

それが続いて,夏に無理して肉離れを起こし,結局,奈良マラソンは走れず。

2月に予定していたマラソンは,腰痛もあったが,コロナによって中止となった。

 

その後も,走れない日々が続き,2月19日を最後に10キロ走をしていない。

その時のペースがキロ6分16秒。

これは2年前だと遅めのジョグ。

そして,2月21日に7.2キロ走っているが,このときのペースはキロ7分44秒。

2年前にはこんなペースで走ったことがなかった。

ただ,疲労抜きジョグの重要性を認識していたので,キロ7分半で走ることもよくあった。

 

5月1日に5キロ走ってこのときのペースがキロ6分55秒。

中1日あけて3日は,4.4キロをキロ7分8秒ペース。

もう全く走れていない。

このとき,腰が良くなかったこともあり,少し休んで,連休明けの5月7日に病院へ行ってみた。

 

股関節が痛いということで,レントゲンを撮ったが異常なし。

いや,それはうそで,若い頃のハードトレーニングの影響で,腰椎が疲労骨折のように分離しているという。

腰に問題はあったが,股関節には問題がなかった。

そのため考えられるのは3つあるが,MRIを取ったら2つの可能性は消せるという。

その可能性の1つは,関節唇損傷という軟骨の損傷。

もう一つは,大腿骨頭壊死という恐ろしい名前の病気。

大腿骨頭の先の血液の巡りが悪くて痛みが出るという。

 

それでどうしようかと逡巡していたが,思い切って6月1日の月曜日に,MRIの検査を受けることにした。

その日の医師は,前の時の人と違ったのだが,いろいろ足を動かしたり,指圧をしたりして,痛みがあるところを特定してくれた。

MRIは撮ってみたら悪いところがわかるかもしれないけど,おそらく股関節ではなくて内転筋の問題だといわれた。

 

そして,MRIを撮ってみた。

果たして?

異常はなかった。

ということで,走れない原因は内転筋にあった。

内転筋がかちかちに固まっていて,動きが悪いという。

 

もう一度繰り返すと,走っているときに股関節に違和感はあったが,痛みが強くあったわけではない。

力が入らないというか,力が抜けるという感じだった。

走り幅跳びの模擬授業で,一緒に走って跳んでみても,女の子の歩幅と一緒ぐらいでショックを受けたこともあった。

 

で,原因がわかったので,その日はリハビリ。

病院なのでおそらく理学療法士だと思うが,丁寧にマッサージをしてくれる。

両足の恥骨の横の筋肉(内転筋)が堅くて,マッサージをしていたら痛みが出てきた。

イメージとしては,肩こりをほぐしたり,筋膜リリースのような感じ。

 

その日の夕方,恐る恐る走りに行く。

娘からは「Mだね」といわれるが,走れるかどうか確かめたいところ。

5月30日に,5.3キロをキロ6分40秒のペースで走っていた。

ただ,このときは力が入らずつらい走りだった。

 

そして,中1日あけて走る。

5キロだけ走ることにしたが,最初の1キロは6分。

ちょっとずつあげてみて,トータルでは5分46秒のペースで走れた。

ただ問題は,これまでは頑張って走った次の日は力が抜けるので,翌日はキロ7分台とかになっていたこと。

 

翌2日も,朝,リハビリに出かけていく。

夜また走りに行く。

余り考えずに,でも7キロコースにしてみた。

最初の1キロは,6分19秒だったが,その後,ペースは上がってトータルでは全日と同じキロ5分46秒だった。

奇跡だ。

 

それでも疑心暗鬼で,翌日も疲労抜きジョグでいいと思って走り出すも,結局,5キロをキロ6分27秒。

力が抜けることは全くなく,そのことで感じていたツラさも全くなかった。

 

2年間,悩んでいたことが,あっさり解決した(といいけど)。

とはいえ,腰の疲労骨折があるので,油断は禁物だけど,また徐々にペースを上げていければと思う。

 

とういことで,これからゆっくり走りにいくことにします。

 

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