肉を食べる1 ハツ
こんにちは。石田智巳です。
今日は肉を食べる話です。
肉といってもいろいろあります。
厳密には肉と言えないものもあります。
それぞれのお国の事情を反映していると思いました。
では,どうぞ。
日本にいるときには,アメリカに来ても多分日本食を食べるんだろうなあと思っていた。
でも考えてみれば,それは変な言い方だ。
ラーメン,カレー,ナポリタン,とんかつ,焼き肉などは日本食なんだろうけど,元々は違う。
こちらには日系のスーパーがあるので,日本で売られているものは大抵手に入る。
もちろん,若干高いものもある。
これについてはまた紹介したい。
こちらに来て,アパートに越してきたら最初に食べると決めておいたものがある。
それがステーキ。
wagyuはこちらでも高く売っているという噂は聞くが,あんまり目に入らない。
そして,実際にアパートの最初の夜は,ステーキを焼いて食べた。
もう2ヶ月も前の話。
これは,アンガス牛で RIB-EYEという部分(?)だそうだ。
トレジョで1ポンド12ドルで売っていた。
これで400g弱ぐらい。
高い肉もあるし,コスコ(コストコ)では安いのも(高いのもある)あるのだが,普通にステーキを食べるとなるとこんな感じだ。
一応,贅沢なのでそうそうやらないけど,店でラーメンを食べることを考えると,ほぼ同じ値段なので家でステーキの方がいいと思う。
毎日食べたら,身体を壊すだろうけどね。
毎日,毎日肉を食べるというわけにはいかないけど,こちらのお魚事情は話せば長いので省略するけど,かなりしょぼい。
普通のアメリカのスーパーでは,サーモンとティラピアの切り身がおいてある程度。
Whole Foodsとかにいくと,いろいろ売っているが,基本的に魚もグリルで食べる。
日本,韓国,フィリピン系のスーパーでは,それなりにあるし,フィッシャーマンズワーフにいけば,やはりある。
けど・・・。
肉に話を戻そう。
まだウィルミントンのホテルに住んでいたときに,近くにメキシコ系のスーパーがあって,そこでお肉を見たら安かった。
これは黄色の値札だから特売。
3.99ドルは1ポンド(450g)の値段。
写真は7.16ドルだから1.8ポンドぐらい。
安いよね。
もちろん,質は?ということもあるが。
残念ながらアパート暮らしでは持て余すので,そのときは買わなかった。
なお,メキシコ系のスーパーに行くと,僕は感激する。
日本では見たこともないようなものがたくさん売られている。
たとえば,アロエと同じように,これらが売られているのだ。
これを加工したものの瓶詰めも売っている。
今度是非食べてみよう。
おそらく,日本の料理のサイトでもどうやって食べるかは書いてあるだろうから。
こんなものも。
これはどう見てもほおずきだ。
tomatilloとなっている。トマトの種類だと思っていたら,ナス科だった。
奥深すぎる。
そして,別のメキシコ系スーパーに行ったときに,やはり感激した。
それは,肉の話に戻して,単純に,「内臓」を売っていたからだ。
以前,NHK(日本の番組で,英語でやっている)を見ていたら,日本人が食べるもので外国人が苦手なものの1位が納豆で,2位がentrail となっていた。
急いで書き留めて,調べてみたら内臓だった。
厳密には内臓だけではなく,いわゆる正肉以外の部分を表しているかもしれないがそれは不明。
アメリカのスーパー(Walmart)で見たのは,これら二つ。
牛のレバーと,
トリの心臓と砂肝。
あと,トリのレバーもあったけど,買わなかった。
このトリの砂肝と心臓は,テキトーに入っているようだ。
2回買ったのだが,最初には心臓が多くて,次のは少なかった。
これらはだいたい300gぐらいあるので,一度に食べる量としては少し多いのだが,食べてしまわないといけない。
いずれにしても,とにかく安い。
お店には,一応おいてあるけど・・・という感じ。
内臓嫌いなんだね,アメリカ人は。
そんなこともあるので,メキシコ系スーパーに行ってみた。
豚足に,
ハチノス?
牛タン,
豚の顔,
興味本位というわけではないが,いろいろ写真を撮るのも失礼かと思い(もう十分失礼だろうけど),写真はこのぐらいにしておこう。
牛タンとか食べたいと思いつつも3.3ポンド(1.5キロ)もあるからどうしたものかと思い,諦めた。
そして,下の牛肉を買った。
0.79ポンドで2.36ドルのこの肉を買って焼いて食べてみた。
全然,悪くない。
普通にステーキにするのも悪くないけど,細かく切って野菜と炒めたりするのがいいようだ。
ステーキ用の肉と比べたら悪いよね(ステーキって書いてあるけど)。
先日は,フィリピン系のスーパーがあることがわかったので,そちらへも行ってみた。
そしたら,そこは魚が充実しているのだが,肉類も。
これはいわゆるミミガーで,豚の耳。
生ミミガーだから,素人には処理するのが難しい。
日本にいるときには結構頻繁に食べていた。
燻製にして冷凍にしてスライスしたのを安く売っていたのだ。
そして,この店で見つけて買うかどうかすごく悩んだのが,これ。
これ何かわかりますか?
ハツです。
ちゃんと書いてあります。
BEEF HEARTS って。
値段は5.03ドルだから安いけど1.87ポンド(840グラム)もある。
・・・でも,意を決して買ってしまった。
そして,4回分に分けて切ってラップをしておいた。
最初の日の分がこちら。
きれいな色でしょ。
臭みも全くない。
炒めて塩こしょうとレモンで,それと醤油で炒めたのを食べた。
感想は?
うん,ハツ。
考えてみれば,ハツだけを食べるってことはあんまりないから期待したけど,すごく感動するようなものでもないということがわかった。
ただ,生食してみたいとも思っただが,「しっかり火を通せ」と書かれていたので,あきらめた。
が,妥協で表面だけを焼いて食べてみたら,これは歯ごたえが変わって,とてもよかった。
これならいける。
けど,毎日こればっかりというわけにはいかない。
なお,韓国系のスーパーもまた肉が充実していると思います。
ただ僕が韓国系のスーパーで買うのはこれ。
これは焼き肉のための牛タン。
値段も日本にあるスーパーとかと比較しても安いと思う。
ただこれ,「FRESH」ってシールが貼ってあるけど,解凍品。
じゃあ,このシールが貼っていないのは何だ?
あと,韓国系のスーパーの魅力的なところはいろいろあるけど,やはりキムチ。
これは白菜キムチ(ナッパキムチ)だけど,ものすごいたくさんの種類のキムチがある。
よく知られている,キュウリや大根だけでなく,ネギやカニのキムチもあるし,唐辛子に味噌をまぶしたものだとかもある。
この唐辛子に味噌は,食べたけどまさに,そんなに辛くない「唐辛子に味噌」だった。
この近くの韓国系スーパーのいいところは,キリンの一番搾りが安く売られているところでもある。
日系スーパーの特徴は,やはりスライスした肉だ。
シャブシャブやすき焼き用の薄切り肉があるということ。
最後にもう一度アメリカだけど,鶏肉は胸肉の方がもも肉よりも高い。
脂身を嫌うということなのだと思う。
そして,いわゆる手羽元がものすごく安い。
しかも,一つ一つがすごく大きい。
さすが,アメリカ。
ということで,結論は目的に応じて,お店を使い分けることができるということです。
僕はやはりメキシコ系かフィリピン系のスーパーで肉や内臓を買って,韓国系スーパーでキムチを買って,家で焼き肉がしたいです。
5人ぐらいいないと(いても),かなわないと思いますが。
牛タンだけで1.5キロとかだし。
あともう一つ,台湾系のスーパーもあるのですが,これもまた紹介します。