学会の開催準備
こんにちは。石田智巳です。
今日は,学会の準備を始めたことを書きます。
学会と言っても,学会に発表する準備だとか,学会誌に投稿する準備のことではありません。
来年の7月に予定している学会の開催準備についてです。
では,どうぞ。
今年の4月からある学会の常任理事になった。
担当部署は,編集委員会だ。
だから,編集委員でもある。
もう一つの学会でも編集委員をやっている。
以前も書いたが,やってみると結構大変で,それなりに時間がとられる。
一番困るのは,査読依頼をしても断られることだ。
かなりニッチな領域(ナラティヴ・アプローチも含む)なんて誰に依頼していいかわからない。
ようやく見つけても断られることもある。
でも,学会は専門家である大学教員の自立した研修の場であるので,仕事はなるべく断らないようにしないといけない。
という殊勝な心構えでいろいろな仕事を引き受けて,自分の首を絞めることになる。
「紺屋の白袴」
その常任理事となった学会の今の事務局長から,学会の開催依頼があったのは,年末年始のこと。
開催を引き受けないといけないなあと思っていろいろ考えてみたが,やっぱり断ることにした。
一番大きな理由は,会場校となる僕のいるキャンパスには学会員が僕一人しかいないからだ。
院生もいない。
来年は院生が一人来るが,僕の専門領域とは全く違う。
僕は社会学研究科に所属しているが,社会学的素養は・・・・・。
なお,この学会は,個人発表はなく,1日目に全体会と分散会,2日目にラウンドテーブルというまだ完成した研究ではないけど,提案するような形の企画がある。
ラウンドテーブルは,例年6~7つぐらいある。
だから,その準備をすればよく,全体会は学会の研究担当者が決めることなので,枠を用意すればよいということだ。
しかし,それはそうなのだが,実際には会場の確保,懇親会の手配,後援,申込の受付,プログラムの作成と発送,看板の手配などの準備,当日の受付,会場係など同時進行でいろいろ動かさないといけない。
だから,人を使うのが苦手な僕は全く無理だと思った。
その院生に手伝ってもらうにしても,計算してみたら10人ぐらいはアルバイトスタッフがいるし,会場,受付,懇親会などの責任者もそれぞれいる。
だから,断ったのだ。
そうしたら,次回は東海・関西が担当になるので,会場を引き受けてくれる大学を探してほしいという依頼が来た。
そこで,兵庫の某女子大学(川の向こう側の大学),有名な湖のある県の大学,僕の前任校,兵庫県の山の中にある大学などをあたってみた。
丁寧に検討してくれたものの,日程的に難しいこと,場所の確保が難しいこと,別の学会を開催することなどを理由にお断りされてしまった。
依頼先がなくなったので,やることに決めた。
それを今年の6月に行われた学会の理事会で報告があり承認された。
しかし,その頃だと動き始めるのはまだ早いので,ほったらかしにしていた。
始動は来年の1月からになるのだろうが,どこかで全体像をイメージしておく必要があると思って,先日,時間を作って作業してみた。
そのために,愛知の丸山さんが中心となって2010年に開催したときのデータを送ってもらった。
近隣の大学の先生方を組織して,実行委員会体制を作って,組織的に行っていた。
これは参考になるが,僕のところではおそらく無理。
他の大学の先生にはお願いしてみるものの,おそらく集まるのは難しいだろう。
そのため,現時点では,
実行委員長・・・僕
事務局長・・・・僕
実行委員・・・・僕
という感じだ。
というのはさすがに無理だから,体育同志会の先生方にお願いしよう。
塩貝さんは,来年は何もないだろうし。
体育同志会の2010京都大会は,実行委員長・塩貝さん,事務局長・石田だった。
今回は,役を換えてやることになるのかな。
それで,今の段階でやるべきことは,横軸にやる内容を書き出し,縦軸にやるときのスケジュールを書いてみることだ。
教育委員会の後援なんかは,日程と場所が確定しないとできない。
日程と場所は,2月に次の学年暦ができてからになる。
だから,あらかじめその日を聞いておき,その日になったら予約するという手順だ。
懇親会場も同時におさえておく。
丸山資料には,僕がどうすればいいのかと思っていたことが書き込んである。
やはり研究や教育実践と同じで,先行研究や先行実践を丁寧に吟味して,そこから仮説を立てて,そして丁寧に作業をしていくしかない。
これを読んだ人は一人でも多く参加してください。
その際に,単なる参加ではなく,テイク・パート・インでお願いしたいです。
懇親会でビールを飲む係とかではなく。