末吉小学校の話(菊池先生のメールより)
こんにちは。石田智巳です。
今日は,八丈島にあった末吉小学校の話です。
奇跡の学校というのは大げさかもしれませんが,あるときに偶然と必然とが重なって,ユニークな教師たちが集まっておもしろい取り組みをした学校です。
今日は,その中の中心自分物の一人である,菊池淨先生が水泳の話をメールで送ってきてくださったので,そのまま絵とともに載せたいと思います。
菊池先生のブログ(サンゴシトウ)にも載っていますが,あえてここにも掲載します。
では,どうぞ。
平成4年ごろ、
私が末吉小学校にいる時、水泳が盛んでした。
五・
そのうち音楽の先生がやってきて、「私にも教えさせて」「
その上,
通り掛かりのおじさんが、
こういう話は本当にいいなあと思う。
個性化重視になって,教えることはいけないことだという風潮が強くなった。
指導ではなく,支援という。
それで教師の指導力量は低下したのではないか。
その反動で,指導の中身が増えた。
教育を語る言説は多くが極端になる。
教えることを重視すると,詰め込みになる。
子どもの学ぶことを重視すると,放任になる。
子どもの学びを創るために,何をどう教えるのかという問いの立て方になかなかならない。
教材の深い理解,子どもの深い理解があるから,子どもの学びを創るということが可能になる。
僕はまずは教材の理解かなと思う。
大学の授業で子ども理解はできないというか,やっても学生には落ちていかないだろうから。
だから,教材作りの方法と,グループ学習の方法を具体的に示すしかないと思ってやっている。
でもそれでいいのかどうかはいつも不安を抱えているんですよ。