体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

研究会に参加しました。

こんにちは。石田智巳です。

 

8月20日と21日は,名古屋駅のすぐ近くにある愛知県立大学のサテライトで,森敏生さんの科研費の会議がありました。

この研究会は以前,福山市で開かれたもので,その続きになります。

では,どうぞ。

 

25日にキャンプがあり,またこの研究会があるので,いろいろ忙しくしていた。

成績の締め切りもあった。

バタバタしながら,研究会の準備をする。

20日も朝,研究室で準備をした。

11時になったので,慌てて出かけていく。

新幹線が名古屋に着くのが12時半。

お昼は味噌煮込みうどんと思っていたが,結局駅から迷うし,時間もなくなって,コンビニ弁当になった。

 

研究会の会場に着くと,森,久保,丸山,海野の諸氏がいて,僕を含めて今回はこれだけだという。

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最初は,久保さんの報告。

久保さんの報告は,障がい者スポーツについて書かれた文章から,スポーツを考えるというものであった。

 

スポーツが上中流階級の白人男性のものとしてあった時代から,すべての階級に,すべての人種,すべての性に解放されていき,障がい者のスポーツも組織された。

黒人プロ野球1号のジャッキー・ロビンソンや,日本でも人見絹江などの女性が活躍する陰にはかなりの差別があったことは想像に難くない。

障がい者スポーツに関しては,今でも偏見もあるし,障がい者の側の晒されるという意識もある。

 

あまり細かい話はしないが,健常者のスポーツ,障がい者スポーツと並んで,ユニバーサルスポーツもある。

車いすバスケットなんかは,健常の人がやってもシュートは入らないという。

そして,健常の人が車いすを操作するというハンデもある。

そうやって,健常の人と障害のある人とがスポーツを楽しむにはどうすればよいか,という実践的な課題が生まれる。

体育同志会の異質協同を考えるときに,非常に参考になると思う。

それでも,近代スポーツをくぐっておきたいけどね。

 

次が丸山さん。

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日本の体育のリーダー格が3人でPCと格闘。

画面が出なくなったのだ。

PCをつなぎ直して,なんとか再開。

 

丸山さんは3月にペルーに行かれたので,その調査の報告であった。

丸山さんは,ドイツのカリキュラムマネジメントについての蓄積がある。

今回は,院生の研究でもあったようだが,概要を報告してくれた。

課題は,ペルーの国の成り立ちと体育の必要性の話だ。

近代化を果たす上で軍隊が果たした役割,それが国民の身体に動きや愛国心など様々な刷り込みを行うわけだが,その考え方がペルーにも当てはまるのかどうか。

スポーツ立国ペルーではないが,ナショナルカリキュラムが謳う眩しい理念と,現実とにどのぐらいの差があるのか。

 

ところで,食べるものに関しては,ドイツやイギリスよりもペルーの方がよいといっていた。

ビールも冷えているようだし。

 

この日の最後は,海野さん。

海野さんは,「アメリカの体育」に関わる言説に一石を投じるものだ。

しかし,これは9月の学会でも報告されることなので,ここで触れるわけにはいかない。

単純化していえば,私たち日本人が,ある国の体育を研究している人たちから得ている情報が,ごにょごにょ…というものである。

 

6時過ぎまでみっちりとやって,外に飲みに行く。

良さそうな店は,木曜日の6時過ぎでもいっぱいで入れず。

通りがかりの「つばさや」という手羽先の居酒屋でちょいと一杯。

みんな歳をとっているので,9時すぎにはお開き。

僕はコンビニで買い物をして,ハイボールを飲みながら,一人部屋で過ごして寝ました。

 

 

 

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