すっかり,回復しました。
こんにちは。石田智巳です。
「ネガティヴなナラティヴが,ポジティブなものに変わる」。
事故から1ヶ月ほどたって,気分的にも回復していることに気づきました。
何で回復したのかを考えてみました。
では,どうぞ。
繰り返すけど,「ネガティヴなナラティヴがポジティブなものに変わる(あるいは,変える)」。
これは,教師のみならずコーチや親などにとっては重要な課題である。
やればやるほど,言えば言うほどやる気をなくす,ということがよくあるからだ。
それは,今のスポーツ界のハラスメント状況を見れば,一目瞭然だと思う。
で,今回12月8日の事故,肉離れ,風邪と変な連鎖があって,かなりへこんでいた。
ため息と,ネガティヴな語りばかりだった。
それを見ていた娘が,「お父さん,不幸だね」といった。
しかし,あるときから自分がポジティヴになっていることに気づいた。
風邪が治ってからで,おそらく1月11日の週からだ。
何があったのかといえば,何もない。
ただこの週は,20年ぶりぐらいに雨が降り続いた週だった。
それはうんざりだったけど,関係がない。
思い当たるのは,まだ正式依頼はないけど,12月末に原稿の打診があって,動いてみたことだ。
原稿を書くためには,当然,資料と時間がいる。
時間については,1月11日の月曜日から娘の学校が始まった。
大学はその次の週から。
そのため,この週は,日中に娘はおらず時間はできた。
依頼される(であろう)原稿は,戦後の二つの体育の立場から,戦後当時のスポーツへの思いを描き出すというもの(抽象的過ぎるけど)。
一つは生活綴方に関する中味(これをAとする)で,資料も日本から持ってきたのであまり問題はない。
もう一つは体育同志会のできる前の歴史(これをBとする)で,これについても,資料はある程度持ってきていた。
しかし,研究興味が少し違うので,いくつかPDFで送ってもらえるようにお願いしておいた。
それが12月の下旬のことで,ひとまず最低限ほしい資料は手に入った。
もちろん,ここから芋づる式に必要な資料が出てくるのだろうが。
資料は手に入ったけど,気分的に滅入っていたし,依頼もないので,やる気は起きなかった。
でもあるとき,学外研究の残りの時間を計算して,やらなければならないことを書き出してみた。
そしたら,あまり時間がないことに気づいた。
そのため,娘のいないときに,原稿の構想を考えようと思って,資料を机に用意して,読み始めた。
まずはBから。
自分の持っている雑誌のコピー複数のうちの一つであるCを読み,送ってもらった資料Dを読む。
そしてこれもまた送ってもらった,その資料の解説(先行研究)Eも読む。
もう一度Dを読んで,Cも読み,Eを読む。
「なんか変だ」ということに気づく。
もう一度,Dを読んでから,そのひらめきが正しいかどうかを確認する。
これは資料がないので,Webサイトで渉猟する。
どうやら間違ってはいないようだ。
ただし,どうしてもまとまった資料というか一次資料がほしいので,ガーディナにあるBOOK OFFへ行く。
日本語の本はここで手に入るけど,当然,古本だから心許ない。
とりあえず出かけていったけど,案の定,なかった。
ところが,ここで奇跡が。
なんと読みたいと思っていた論文というか本の中身がまるごと,webサイトに載っていたのだ。
読んでも理屈がちっともわからないのだが,感じはわかる。
正式依頼を受けていないのに,書き上がりそうだ。
ということで,この頃にはすっかり元気になっていたようです。
元気になったのは,原稿を書こうと思ったからのようです。
モト冬樹のギャグのように,「頭の回転」の問題だったようです。
元気になったこともあって,その週の日曜日は,約40日ぶりにフリーウェイで北の方に出かけていきました。