体育同志会の冬大会(2015)二日目の議論
こんにちは。石田智巳です。
今日は体育同志会の冬大会の二日目の様子です。
一日分散会での議論でした。
では,どうぞ。
昨日の夜2時頃に寝て,朝は7時に起床。
慌てて着替えて走りに行く。
身体は重く,走るのも辛い。
でも,ここで走って身体を起こしておくこと,汗をかいておくことが大切なのだ。
1キロぐらいいったら,足が痛む。
これは新しい靴にまだ慣れていない痛みで,ほおっておけば治るので,知らんぷり。
とはいえ痛む。
2キロいって,引き返してまた2キロ。
4キロ走って,やや中途半端に汗をかいて,風呂に行く。
ここの風呂は露天が最高。
風が強くて,メチャメチャ寒い。
ちょっとでも,入っておく価値はある。
それから朝ご飯を食べに行って,8時半には会場にスタンバイ。
9時になるとグルーピングをして,各分散会会場に分かれていく。
最初は,本日やることを全体に話してイメージの共有。
最初は,昨日の狭間実践(僕はこっちの担当)の報告を聞いて,子どもたちの感想文を読みこんで,以下の分析を行う。
①質の高い(低い)記述とはどんな記述をいうのか。
②子どもの認識の順次性あるいは,子どもは何が書けるのか、何は書けないのか。
③グループ学習なので,運動技術だけではなく,子どもの関わりについて感想文から読み取る。
このうち,③については,狭間さんの問題意識は運動技術の認識にあったので,読み取るのが難しかった。
これは,感想文の用紙にあるのか,先生の問題意識や視点の問題なのかという意見が出たが,やはり前者なのかな。
ただ,ここらへんは両方が関わっているようだ。
①については,面白い読み取りができたと思う。
細かい話はここには書けないけど,いい記述とは,やはり自分の身体をくぐり抜けた記述であるということはでてきた。
それと,②にかかわっては,手や足などの身体的な部位への記述が300程度,目線の記述が50ぐらい,そして「勢い」という記述が47で合計400程度という読み取りをされた方もいた。
一定時間がたって,分散会での議論の報告に。
さすが先生方は多様な見方が出てきた。
質問も出てきたので,狭間さんがそれに答えるところで午前中は終わった。
お昼を食べると午後の議論の準備。
出たとこ勝負にならないように,午前中の議論から何をふくらませるのか,何を議論するのかを用意した。
まずは,感想文分析に関わる狭間さんの分析装置の確認。
それを受けて,子どもの質の高い記述が多い日と少ない日の授業の仕組み方,教材について,書かせ方などについて分散会で議論をした。
そこでも狭間さんの分析以外の分析が出てきて,書かせ方に工夫が必要であるとか,教師が取り上げなかった感想に込められた意味を読む必要があるだとかがでてきた。
そして午後3時ぐらいから最後のセッションで,この実践の分析のなかで僕が最も重要だと思う指摘がなされた。
つまり,狭間さんは授業中に何をしていたのか?子どもたちにどうコミットしたのか。
気になる子どもの様子,その子をとりまくグループの子どもたちの様子はどうだったのか?
気になる子どもをめぐって先生はどういう対応をしたのか?
それらが見えないという指摘がなされた。
こういう授業の進め方と子どもの様子が出てこないという指摘だ。
僕は,ここが今回の実践報告をもとにした議論では一番大切だと思ったのだ。
もちろん無い物ねだりをしても仕方がない。
ただ,狭間さん自身はその大切さについて考え始めたのだと思う。
それが大切。
議論はそこから狭間さんに持って帰っていただく実践づくり,参加者が持って帰る実践的な仮説づくりを行った。
そして,5時半に終わった。
ここから食事をして,夜7時から夏大会の世話人会議。
これが9時に終わって,そこから翌日に行われるまとめを書いて,研究局で議論。
僕は11時までまとめを書いたが,久保さんと神谷くんは12時頃までまとめていた。
飲み始めたら,宮城の岡崎太郎さん,新潟の野村紀子さんが来られた。
話をして,結局2時前に就寝。
今日も疲れました。
明日も朝から出番です。