体育同志会の11月全国常任委員会2
こんにちは。石田智巳です。
昨日は,全国常任委員会の様子をお伝えしようと思ったのですが,『たのしい体育・スポーツ』の話だけを書きました。
今日は,研究局関連の情報(冬大会,運動文化研究,中間研究集会)について書こうと思います。
では,どうぞ。
12月に入ったが,体育同志会では12月26日から28日まで全国冬大会が開催される。
『たのしい体育・スポーツ』12月号には,その要項が載っている。
さらに,HPにも案内と申し込みが載っている。
今回の冬大会は,昨年の巻き返しを図るべく,準備を周到に行っている。
といっても,進めているのは僕ではないのだが。
大阪の山本敦子さんの2年生の実践と,和歌山の狭間俊吾さんの3年生の実践だ。
山本さんの実践は,しっぽ取りゲームとなっているが,フラッグ・フットボールの実践だ。
だって,パスがあるんだから。
2年生のフラフト?
パスがある?
これだけで聞き甲斐がある。
さらに,タイトルが「見ると,ゴールが近くて」となっている(僕らのところに入った原稿のタイトル)。
このタイトルもいいでしょ。
これは,実践報告の最後になぜこのタイトルなのかがわかるのだが,文学的だ。
子どもたちの感想文もとても充実したものとなっている。
そこら辺の中学生よりもよっぽどよく書いている(中学生のはあんまり見たことないけど)。
なにしろ,あんまりいわない方がいいけど,「風のように走る」とか文学的な表現が使われているのだ。
この実践では,なぜこれだけ子どもが書けるのか,子どもたちの認識はどうやって深まるのか,グループ学習の質が変化したのはなぜか,などを参加者とともに分析する。
一方,狭間くんの実践は,体育同志会では割とオーソドックスな側転に至るまでのスモールステップを重視した実践だ。
これは,指導系統は割とわかりやすく,成果もよく出ている。
僕は先月,和歌山まで行って話を聞いていたが,そのときにできばえの映像を見せてもらった。
狭間くんの実践の工夫は,子どもたちのワークシートにある。
漫画とかで使われるふきだし(雲に矢印がついたような図)を使って,ポイントを記述させているのだ。
それと,感想文を書かせるための用紙にもある工夫がしてある。
狭間くんの子どもたちもよく書いている。
よく書けること書けない子は当然いる。
しかし,あまり書けない子でもある日の感想では,技術的な中身についてわかったことをたくさん書いている場合がある。
これらはなぜなのかが分析されるだろう。
だんだんと楽しみなってきたが,僕は狭間くんの担当なので,当日の運営についてもう少し詰めておく必要がある。
今は,超多忙のため,向かい合っている時間がないというか,それはまだ先のことなので,じっくり向かい合っていられないのが正直なところ。
だから,神谷くんに全体の計画はお任せしている。
研究局から投げかけの原稿もよくできたものとなった。
次に,「運動文化研究」だ。
この「運動文化研究」は,会員に配る年報のようなものだ。
これは,あまり読まれないかもしれないが,いい論考が載っている。
長編実践記録もある。
ちょうど,去年の冬大会に登壇した二人の実践が載っている。
それらもいいのだが,体育同志会の全国大会の記録が載っているので,たとえば80年台は学力論や「できる,わかる」体育の主張がなされ,90年台になると「教科内容研究」の主張がなされ,教育課程分科会の動きが活発になり,2000年になると発達に焦点が当たっていくという動きがよくわかるのだ。
実際,僕はこの運動文化研究を分析して,体育同志会の60年の研究のうちの後半30年を執筆した。
この号にだよ。
それでも,今回は『たのスポ』の季刊化に伴い,役割の棲み分けを図り,大部にしないことが確認された。
そのため,特集もコンパクトになる。
今年(来年)の体育・スポーツに関わっていえば,やはりスポーツ庁の設置,そしてそれに伴って学校体育の立ち位置がどうなるのかの議論,オリンピック問題(エンブレム,国立競技場),オリンピック教育の現状と課題,ラグビーWC,そして組み体操の問題などである。
これらをどうするのかは次に決めなくてはならない。
発行は5月を予定しているが,8月の全国大会にあわせることが多くなってきた。
中間研究集会については,来年の5月14日と15日に福岡で行われることは決まった。
中身については,来年の全国大会の開催県である熊本支部の意向も酌む必要がある。
そのため,この常任委員会では,詰められなかった。
宿題が多い。
一日目は,夜の7時前に終わって,そこから懇親会へ。
とりあえず忘れないようにと思って,飲む前に撮った写真がこれ。
忘れないようにっていっても,ビールも料理も何にもないから何の店かわからない。
この手作り感満載なテーブルが,それらしいのだが,最近よくある○○水産という豪快な魚料理のお店。
たまには中華料理にも行きたいところだけどね。
二日目は,9時半から11時半までで,若干早めに終わった。
あ,『運動文化研究』の議論は,二日目に行ったのだった。
僕は行きも帰りも東京まで新幹線に乗って,そこから中央線に乗って新宿に行く。
中央線の新宿駅は,エスカレーターでかなり長い乗り降りがあるのだが,これまでいつも違うところに出てしまっていた。
つまり,乗るエスカレーターによって降りる位置が全く違うのだ。
僕としては,ユニクロの隣にあるコンビニに寄りたいのだが,全くわからないところに出ることが多い。
そのため,今回は,中央口へ出るエスカレーターに乗った。
しかし,全然違っていた。
北口に回ってみたが,違ったので,南口に。
あった。
ということで,今後,南口に出るエスカレーターに乗るようにしよう。
ついでにいうと,新宿は西口に出るので,中央線で進行方向に向かって先頭の方の車両で降りると西口に出られる。
新宿は,一度東口に出ると,西口に行くのがものすごい大変。
だから,割と早い段階で,新宿の西口へたどり着く方法を知ったが,何年も通っていて東京駅の南口に出る方法をようやく知ることができた。
これが今回の収穫です。
あと,西口の方から大ガードの前にある日本で一番よくあたるといわれる宝くじ売り場で,宝くじを買いました。
年明けにニヤニヤしていたら,当たったということでしょう。
宝くじは買ってから抽選までの間の空想期間が一番いいですね。