第8回野外実習キャンプが行われました。
こんにちは。石田智巳です。
8月25日は、僕の所属している専攻で野外実習(キャンプ)が開催されました。
その様子です。
実は、台風の影響を受けてしまいました。
では、どうぞ。
8月25日は、日本体育学会があるのだが、学生がこの日にキャンプ実習をやりたいということで、この日(と翌日)に設定した。
例年は、8月最後の木、金としていたが、施設と学生の都合上仕方がない。
今回はその影響を受けたのか?
いやいや。
連休が明けた19日には、大阪の八尾で用事を済ませてから、21日は名古屋で用事を済ませてから、キャンプの準備に付き合った。
2回生を中心にして、1回生もそれぞれの役割をはたしてくれていた。
しかし、このころ台風15号と16号が発生して、15号は25日ごろに関西方面に向かってくるという予報が出ていた。
23日には、理科の実験用の部屋を借りて、火おこし器を作った。
電動ののこぎりやドリルがあったので、割と簡単に作ることができた。
こういう部屋を使わせてもらえるのはありがたい。
24日はリハーサルと、最終確認。
この日は、朝の10時から夜の6時過ぎまでやって、最後は雨が降るだろうから、雨プログラムでいくことにして、一つ一つの行事をすべて確認した。
昼過ぎには、まずテント設営。
当日横殴りの雨だったら、プログラムとしてはやらないが、全員で作り方としまい方の確認。
次に、火おこしの実際。
電池を使った火おこしを2つと、虫眼鏡を使ったやり方。
虫眼鏡は100均でない方がよいことが分かった。
そして、マイギリ式。
これは、熱くはなって煙も出てくるが、火種になかなかならない。
でも、構造が分かったので、あとはバランスと下に置く木の材質などの問題だろう。
これはいいわけだが、当日は雨だろうから、経験をするだけ。
例年、火が付くのは半分いくかどうかだし。
それが終わって、16時から部屋に戻って当日のプログラム順にリハーサル。
といっても、イメージの確認。
エア・リハ。
バスレク、アイスブレイク、火おこし・テントはとばして、食事の準備、炊事編と火おこし編。
そして、キャンプファイヤーの出し物などなど。
確認中に必要な物品が出てきたので、誰が買いに行くのかなども決める。
こうして、時間切れで終了、解散。
翌朝は実行委員は8時半に集合。
僕もその時間に間に合うように7時過ぎに車で家を出る。
しかし、雨で混んでいて、なかなか進まない。
結局、買い物をして9時ちょうどに到着した。
車に詰め込む荷物はすでに学部棟の入口に出してあったので、それを詰め込む。
体育館で、アンプのセット、救急箱、ブルートゥースのスピーカーなどを借りて、クーラーボックスに氷を詰める。
そして、学生の集合場所へと向かう。
当日キャンセルの学生もいたが、参加者は50人ほど。
天気は微妙。
行先は?
僕の車と、もう一人の先生の車は先に出発。
僕らは、途中で氷を買っていくことに。
学生たちは、この貸し切りバスで出発。
さて、さて、11時には山の家に到着する。
しかし、風は強く、雨も降っていて、おまけに寒い。
先発隊は最初の活動用に、ポカリスエットとお茶をジャグに入れる。
実行委員長は施設の受付に挨拶に行く。
ここで本日はプログラムを遂行するのが難しいこと、でも荒天でも夕食づくりは中の施設で、活動もプレイホールで、そして宿泊もテント泊ではなく館内を用意しててくれていた。
しかし、彼はそれではキャンプに来た意味がないこと、途中で中止にしても帰りのバスが花背まで来てくれない可能性があることなどを考えて迷っていた。
バスはまだ山の家に待機していてくれるからだ。
そして、中止の判断をした。
しかし、他の実行委員と教職員で、せめてプレイホールでアイスブレイクやその他の可能な活動をやったらどうかと提案。
施設にお願いし、バスの運転手にも2時半まで待機をお願いし(僕の持ってきたコンビニおにぎりを添えて)、そして、急なことではあったが、3時間だけやることにした。
食事をして、下のプレイホールまで歩いて降りる。
実行委員の一人が傘を差した瞬間、傘は風に瞬殺された。
こんな状況で、実行委員長の決断はよくわかるものだった。
無理して何かあったときに、どうすればいいのか?
これは僕ら教員の側の問題でもあるし、学生が引率する立場になった時の問題でもある。
山の天気のことは僕らには全く分からないことだし。
プレイホールについて、キャンプの開始。
実行委員が前に並んで、これからの活動を説明。
即興でやっているので、戸惑いが多い。
模擬授業だったら×だが、そんなことは言っていられない。
ここでアイスブレイク、ファイヤーで行う予定だった猛獣狩り、そしてアルティメットをやって、表彰式、閉会行事、記念撮影をして終了。
荷物を積み込んで、帰って片付け。
ほとんど物品を使っていなかったから、片付け自体は楽なものだった。
それを終えて、総括会議や返金などの算段をして今回のキャンプはすべて終了。
あれだけ頑張ってくれた実行委員たちはとても悔しい思いをしただろう。
学生は明るいからいいよね。
でも、今回のキャンプはこれまでの中で最も印象に残るものであったことは間違いない。
問題は、来年のキャンプの際に、今年の1回生が実際の経験をしていないところだ。
でも、今年準備した中身を来年やるということもできる。
そのことは総括会議で話し合いましょう。
学生実行委員のみなさん、お疲れさまでした。