体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

体育同志会の7月四役会議in新宿

こんにちは。石田智巳です。

 

今日は,11日の土曜日に行われました体育同志会の四役会議の様子です。

では,どうぞ。

 

6月の常任委員会のときは,日曜日はハンドボール部の明治大学との定期戦に参加したため,土曜日のみの参加となった。

その常任委員会の時にこの7月の四役会議のことで,言っておかねばならないことがあったのを忘れていた。

それは,7月11日は午後2時から学会の常任理事会があったのだった。

そこで,時間か日をずらしてもらわないといけないと思ったのだ。

 

結局,常任委員会を12時からはじめてもらい,午後2時までは新宿に。

そこから学会の会議をやっている早稲田まで向かった。

問題は,新宿事務所のあるところから,どうやって早稲田まで行くのがいいのかである。

 

前にきたときは,京都から東京駅,中央線で新宿,山手線で高田馬場から歩いた。

結構時間がかかった。

高田馬場から早稲田までは歩くものではない。

乗り換え案内でいろいろ調べたところ,西武新宿駅から高田馬場,そして地下鉄で早稲田までというのが一番いいようだった。

四役会議が始まる前に,東京の人に聞いたら,高田馬場からバスじゃない?ということ。

結局そうすることにしたが,僕が行きたい高田牧舎であれば,地下鉄でよかった。

また勉強になった。

 

さて,四役会議である。

僕が早めに抜けるので,研究局関連を先にやっていただいた。

まずは,17日に熊本に行くので,熊本で話しておくべきことを確認した。

 

日程については,今年と同じになりそうだ。

だとすれば,7月開催の大会になる可能性がある。

今は大学も授業を15回きっちりやることになっていて,試験期間が8月に入るところもある。

なかなか厳しい。

その次の週だと,オープン・キャンパスがあるし。

 

日程と来れば次は場所だ。

宿泊会場と全体会場,そして分科会会場などである。

総会の会場もある。

 

そして,熊本大会をどんな大会にしたいのかである。

これについては,これまでのたとえば,2012ながくて,2013あわじ,2014みやぎ,2015おおさかという流れ,あるいは,全国研究局の中期研究目標との関係,そして,熊本支部や九州ブロックが大切にしてきたことを,いかに言葉で表現するのかである。

体育同志会61年目という位置づけでもある。

 

それらを検討して,大会の基調提案に書かれる内容が決まってくる。

体育・スポーツの情勢,子どもの情勢,教育の情勢などを俯瞰する必要もある。

でも,最終的には熊本大会をどんな大会にしたいのかによって,基調提案も,大会の持ち方も,記念講演も,その他の内容も決まる。

だから,ここを丁寧に議論してほしいものだ。

 

あとは,5月の中間研究集会をどこでやるかだ。

熊本からは,大阪あたりでという意見が出ているが,僕も思ったし四役会議でも同じ「九州」という意見だった。

これは,あえて福岡の人たちにお願いして,会場と懇親会場を用意してもらうように意図的にコラボさせることがねらいだ。

これは交渉次第だが,その前に事務局で福岡の会員に問合せをしてもらえることになった。

 

さて,次は冬大会の議論である。

僕も局長を4年やったので,大分見えてくるものがある。

といっても,日程についてだけど。

冬大会そのものは例年,12月26日~28日まで行われる。

まだ半年近く先だ。

しかし,節を作るとなると全然時間がないことがわかる。

 

最初の節は,第一次案内である。

これは,『たのしい体育・スポーツ』11月号に載ることになる。

確定版ではないにしても,会議を通過してほぼ確定したものを,『たのスポ』の締め切りの最後に,創文企画に提出する。

これは,原稿ではないので,スペースだけ取っておいてもらい,こちらの作成した案内を写真にして貼り付ける。

それが,9月末日。

 

みのお大会に先立って行われる総会後の最初の常任委員会は,9月末の土日。

ここで案が煮詰まっていなかったり,案が否認されることになると,全く時間がない。

だとすれば,8月中に集中して形を作って,9月常任委員会に先立って常任委員にメール審議などをしてもらう必要がある。

だから,そのために,6月の常任委員会,そして,この四役会議で意見をいただいたのだ。

 

ここで確認しておきたいのだが,昨年の冬大会では,実践で出てきた事実(感想文,データ)から,集団の質が深まったときというのを読み取る作業を行った。

さらに,そのときの教師の働きかけなどを聞き出して,教師も気づいていなかったかもしれない,さらなる実践の事実,可能性などを探ろうとしたのだ。

これは,期間限定で3年はやると決めたのだった。

 

これは,本来支部でやるべきことかもしれないが,実践を作ること,実践を分析すること,実践を総括することを一度みんなでやってみて,若手(だけではないが)がデータを取ったり,実践を分析して,総括して記録を書くということを確認したいと思ったのだ。

リレーランナーを育てるという言い方をしてずいぶんたつが,研究局ではその具体化をなかなかできなかった。

そこで,参加者も異質協同のグループ学習形式にしたのだ。

 

昨年の課題を念頭におきながら,四役会議では,様々な議論ができた。

これは研究局の反省にも出ているのだが,議論を紹介したい。

 

まずは実践者の実践にかけた思いを丁寧に読みとり,それをみんなで共有することが大切だ。

それと同じことになるが,報告者(実践者)が置かれた状況や,そのときの実践の文脈を把握しないで議論をするということは,絶対的な正解があって,そんなイデア的な実践像から現実の実践を批判をすることになりかねないので,ここは注意する必要がある。

 

僕らのねらいは,内容を学ぶことはもちろんだが,実践を作ったり分析したりする方法を学びたいので,そういった議論にしていく必要がある。

その際に,研究局なりに実践分析の方法を提示する必要がある。

その意味で,事前に学習会をもつ必要を感じるわけだ。

 

あと,大貫さんからは面白いアイディアが出された。

研究局では,中期的な研究の目標として4つをあげている。

1つめは,すごく単純化して言えば,「わかって,できる」というときの,「わかる事実」「できる事実」「うまくなる事実」をどうとらえるのかという課題領域。

2つめは,達成と形成(教えることとと育てること)の関係を問うということである。

 

大貫さんは,体育同志会には,「わかって,できる」実践と,「教科内容で子どもに迫る達成と形成」の実践とがあると述べた。

「わかって,できる」実践は大切だが,ではなんでその教材をやるのかが不問に付されることが多くなる。

ただうまくしただけになる。

そして,目標があって,教科内容を設定し,教材を選択する実践がもっと考えられていいという。

実は,昨年の石井実践は後者なのだが,そこで「わかって,できる」派と会話が成り立たなかったのではないかというようなことである。

「わかって,できる」派の土俵で議論がすすんだということだ。

 

このことは僕も全く同じことを考えていた。

それは,体育同志会の全国大会(みのお大会)8月1日(土)~3日(月) にも書いたことや,「言語ゲーム」から考えるの続き にも書いたこととつながる。

というか,僕も全く同じことを思っていたのだ。

冬大会のプランは,もう少し時間をかけて練りたいので,それについてもまたブログで報告したいと思います。

 

なお,その話があって,その他いくつかの話を聞いて,僕は高田馬場へ向かいました。

 

もうすぐ,みのお大会。

力をつけたいと思う人は,ぜひ。

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