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体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

体育同志会の全国大会(みのお大会)8月1日(土)~3日(月)

こんにちは。石田智巳です。

 

今日は,8月に行われます学校体育研究同志会の全国大会(みのお大会)についてです。

あと1ヶ月を切っていますね。

では,どうぞ。

 

今年は学校体育研究同志会ができて,なんと60年になる。

だから,今大会も60周年記念大会となっている。

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体育同志会は,1955年の1月に誕生するのだが,当然はじめから大きな規模であったわけではない。

7人ではじめたといわれている。

60年も続くとは誰も思っていなかっただろう。

 

初期の頃は,たとえば埼玉県の浦和市教育委員会と連携した地域の体育カリキュラムの研究が行われたりした。

会を作った丹下保夫さんは,学習指導要領の作成にも関わっていた。

戦後のアメリカから輸入された生活教育論(生活体育論)を,日本の実状に合うように屈折させて展開しようとしたのであった。

その意味では,体育同志会の根っこは,まだ日本の教育が左右に分裂する前の,エスタブリッシュメント側にあったとも言える。

 

でも,生活体育論そのものは,アメリカ直輸入という意味で,そして運動技術の系統的な指導をしないという二重の意味で,批判される。

教育そのものも,イデオロギー的な対立が見られるようになる。

 

それを1960年頃に大きく変化させて,生活体育論の頃のグループ学習に加えて,系統的な指導をいかに組み込むかという流れになるのだが,これはかなりアクロバティックな理路であった。

さらに,既存のスポーツ体制が真に国民大衆のものになっているかを常に問う。

その意味では,学校体育に閉じていない。

さらに,今,かつての生活体育論を見直そうとしている。

だから,外から見ると何をする研究会かわかりにくいかもしれない。

現場の先生は,主に自分の現場の体育に関わる研究をするんだけどね。

 

で,研究の中味に目を向けると,当然,グループ学習も,生活体育論の頃のそれと,系統学習におけるそれとでは,力点が異なる。

さらには,生活教育(体育)もアメリカからのそれと,日本独自のそれもあり,それらをマトリックスのようにしてみると,今の実践家の力点の違いが見えるようで面白い。

 

日本の教育の歴史を考えるにあたって,1958年という年は非常に大きな意味を持っているのだが,そこから1959年,60年,61年,62年ぐらいを丁寧に見ておくと,今の日本の教育の対立図式がよく見える。

これは,右と左だけではなく,左の中の再編成的な意味もある。

 

まてまて。

こんなことを書いていたら,みのお大会の実行委員会に怒られてしまう。

宣伝をしないのか!と。

 

ということで,今年は体育同志会の60周年の年です。

戦後70年,体育同志会60年。

盛り上がっていきたいですね。

下の写真は,分科会以外の研究会の内容。

 

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あれ,閉会行事の欄を見ると,「大会のまとめ」と,「阿蘇大会への引き継ぎ式」となっている。

「大会のまとめ」を見ると「今大会では,全日程を通して60年の同志会の研究実践を振り返り,その成果と課題を参加者みんなで考えます」とある。

そんなことできるのか?

誰がまとめをするのだ。

僕です。

 

「60年の同志会の研究実践を振り返り」とは,大きく出たな。

誰がやるの?

僕がやるの?

60年を5分で振り返るということができると思う人?

今から考えよ。

 

分科会も充実している。

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 16分科会となっているが,8は3つあり,10も二つあるので,19分科会があることになる。

 

分科会は,基本,今回の分科会の基調報告から始まる。

これまでの10年間では,どんな研究をしてきたのか,重点はどこにあるのか,この大会の分科会の課題はなにかが報告されて,議論される。

そして,実践記録をもとに,実践報告がなされ,議論がなされる。

 

この実践報告は,発達別では,発達に即したという観点を中心に,教材別では,教材の系統的な指導や教科内容という観点を中心に,そしてグループ学習では,子どもたちの学びという観点を中心に議論される。

 

そして,実技がある分科会では,体育同志会の考えてきた指導の到達点を具体的に学ぶことになる。

これは,基礎技術からの指導の系統の考え方,グループ学習における子どもたちの組織の仕方,データの取り方や生かし方,教科内容(競争,勝敗,戦術,技術)と教材の指導の関係などが学ばれる。

 

そして,最後にワークショップ形式で実践づくりを行う。

2日目の夜には,「文化交流の夕べ」という格調高い名前の大レクリエーション大会がある。

これで体育同志会に入る人も多い。

 

さあ,みんな申し込みをしよう。

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下の段に書かれているが,以下の頁からも申込用紙をゲッツできる。

taiiku-doshikai.org

 

さて,「阿蘇大会」は来年2016年だ。

 

来週は,熊本へいってきます。

また,報告します。

 

 

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