体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

4回生ゼミで卒論指導が始まりました。

こんにちは。石田智巳です。

 

今日は,4ゼミ(4回生ゼミ,卒業研究)の話です。

卒論指導が始まりました。

今日は,その様子です。

では,どうぞ。

 

4ゼミは木曜日の5限(4時20分~)にある。

去年の3ゼミは月曜日だったので,学生は4ゼミも月曜日だと思っていたようで,体育会の学生が来なくなった。

体育会のクラブは月曜日が休みのことが多いので,月曜日ならば来るけど・・・というところだろう。

卒論は必修ではないので,単位が取れている学生は来ないこともあるし,来るけど卒論は書かないという学生もいる。

なので,こちらが「来いよ」といっても,来ない学生は来ない。

 

さて,今週から卒論の指導が始まった。

詳細については書かないが,卒論指導は,学生があらかじめこの日に報告するということを決めておいて,それを繰り返す。

まあ,少なくないゼミがそういうスタイルを取っているのではないだろうか。

 

今年から,就活が3月からになったので,学生も結構大変だ。

教育実習もあるので,学生さんはみんな髪型とかさわやかな感じがする。

落ち着いているというのか。

 

で,僕が,卒論生に課している課題は,次のようだ。

前期のうちは,自分がやりたいと思っていることを書いてこなくてよい。

その代わりに,自分が今興味がある領域で,3つの論文を読んで,そこに何が書かれていたのか,つまり,目的と方法と結果と考察を簡単にまとめさせる。

そして,その後に,これらの論文を読んで,自分はどの論文に興味を持って,どんなことだったらできそうなのかを報告させる。

 

今日(木曜日)は,5人が報告した。

しかし,一人は紙を忘れてきたという。

その学生は,別の課題をやってきていて報告した。

これは,後で紹介する。

 

最初は,教採を受ける男子学生。

彼は,生涯スポーツに興味があるという。

そして,3つの論文のタイトルをあげて,今後はこれを読んでいくと報告した。

ヤジが飛んだ。

すぐに,彼は来週報告し直すと言った。

一応,最初の約束では,取り組み不十分の場合は,再度やることもあるという脅し文句をいれておいたのだ。

 

次は,「女子学生・スポーツ・アスリート・ダイエット・健康」というタイトルだった。

要するに,上のキーワードで論文を検索したようだ。

そうして,3つの論文の要約をしてきた。

①大学女子ソフトボール選手の生活習慣と食習慣

②女子学生アスリートの栄養摂取の状況と食事摂取基準作成の試み

③女子学生の運動経験及びダイエットと骨密度の関係

 

このうちの3番が面白そうだと彼女は述べた。

明らかにされていることは割と当たり前のことだが,これはいろいろ展開できそうだ。

問題は,骨密度測定器がないということだが。

それと,お年寄りのデータがとれれば,それと若い頃や今の運動習慣との関わりなども調べられる。

問題は,サンプルが無いということだ。

 

さらに,子どもの生活習慣に関わって,本をまとめてきた学生もいた。

これは,いろいろ面白いと思ったが,次は論文を読んで来てほしいと伝えた。

これが面白いのは,食習慣についてで,子どもには3食取ろうというが,1日1食という健康法もあるのだ。

と思ったら,「生涯スポーツ」を調べた学生の父は,1日1食が多いという。

しかし,忙しくてそうするしかないようで,体調崩しやすいといっていた。

がっくり。

 

最後は,学校体育におけるニュースポーツについてである。

この子は,中学校の保体の教師になりたい子なのであるが,ニュースポーツの可能性と限界について調べてみたいようだ。

それで,ニュースポーツ種目の開発を目的とした論文をあたってきた。

具体的には,タグをつけたバスケットボールの効果を調べた論文であった。

結論的には,女子では,苦手な子や初心者の参加を促すが,男子には効果がなかった。

そりゃそうだろうね。

 

こういうのは,そもそも体育授業でバスケットボールをやるときの問題が明確になっていて,それを超えるものとして導入されるのであればいいのだろう。

しかし,単にニュースポーツの導入では,高校生も何でこんなのやるの?ってなるだろうから。

だから,彼女には,体育授業の問題とニュースポーツやユニバーサルスポーツの可能性というか,事例では,どう取り入れて,どんな効果をあげているのか,課題は何かについて,調べてくるように言う。

 

さて,紙を持ってくるのを忘れた学生は,「牡蠣フライの話」をしてくれた。

これは,昨年も一昨年もやったのだが,村上春樹さんの本に書いてあったことである。

それは,企業の採用試験を受ける学生から,自分について原稿用紙何枚かに書けと言われたようで,村上さんにそんなことできますか?と質問をしたことに対して,村上さんは,だったら違うことで自分を表現してみればいいといい,「牡蠣フライの話」を書いている。

それを学生に紹介して,あなたも自分を表現するときに,「僕は子どもが好きで,活発で,元気なのが取り柄です」というなつまらないことを書かずに,何かを書くことで自分を表現するように指示したのだ。

 

そしたら,彼は「料理人」というタイトルで書いてきた。

自分が料理ができること,なぜできるようになったのか,料理の面白さなど。

そして,料理人というのは,教師(彼は教員志望)に通じるものがあることを書く。

ハンバーグだったら,ハンバーグをよりおいしく食べるためのオプションを考えることが料理人であり,子どもたちが持っている潜在能力を引きだしてあげるのが教師だというような話。

 

なかなか上手く書いてある。

でも,まだ直截的かな。

それと,教師と子どもだけでなく,子どもと子どもが響き合えるというようなことも,料理のアナロジーで語れると面白いと思う。

でも,それをすると彼を語るのではなく,僕を語ることになるかもしれない。

 

そんなことをやって,今日のゼミは終わりました。

 

 

 

 

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