体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

『たのしい体育・スポーツ』 5月号が届きました。

こんにちは。石田智巳です。

 

5月に入って,今はゴールデンウィークです。

『たのしい体育・スポーツ』5月号が届きました。

東京を出発して,ちゃんと1日に僕の家の郵便受けに届きました。

今日は,内容に入るよりも,とりあえず手にとって思ったことを書いてみたいと思います。

では,どうぞ。

 

『たのスポ』5月号が届いた。

しまったことをした。

4月号はグループ学習を特集していたのだが,広島の坂田さんという方の記録を読んだのに,そのことを記事にしていない。

マット運動の実践だったのだが,実は,ちょうど同じ時期に坂田さんはマット運動を支部例会で報告したことが,広島支部ニュースに書かれていた。

そこには,「子どもたちがうまくなった」「技能が高まっている」ということが書かれていて,それと合わせて書こうと思っていたのに,『体育科教育』だとか,竹内常一さんだとか,坂本光男さんだとかの本を乱読していたら,忘れていた。

ごめんなさい。

 

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さて,手に取ってみると,「職場に広げる『わかる』『できる』体育」-若者による体育実践奮闘記」とある。

これは,「職場づくり」あるいは「同僚とのやりとり」に関わったことだ。

「若者」とあるからベテランとの関係もあるのだろう。

僕はこういう特集が大好きなので,とても楽しみだ。

 

とはいえ,いわば学校づくりにもつながるこの課題はむずかしいのだ。

これは,2012年の冬大会での大阪の川渕さんの報告と,東京の吉澤さんの報告にもあった。

川渕さんは,リレー実践を運動会でもやるために,ちょっとした工夫があったのだ。やりたいと思っても,全校に関わることなので,反対される(現状維持)可能性はある。

川渕さんは,安武さんを中心とした先生方の勉強会に参加し,そこに参加している先生が,現状維持に反対だったということもあって,やりたいことができるようになった。

これだけではなんだかよくわからないですね。

記録を読んでください。

 

吉澤さんも,運動会で自分がやりたかったことをやるために,バーターで学年の先生の負担が軽くなるようにしたという。

やりたいことを手を上げて,やりたいといえば,何らかの摩擦が起きる。

だから,クラスの中で実現できても,学年,学校となるとむずかしいのだ。

2012年の冬大会の分散会では,各学校での取り組みをあげてもらおうとしたのだが,ここで沈黙の時間となってしまったのだった。

 

考えてみれば,長野の小山さんがよく書いているように,とりわけ中学校や高校の体育の先生はそれがむずかしいのだろう。

なんとなく頑固そうなところがあるから。

体育の先生は。

 

ということで,体育同志会の実践を広げることはむずかしいが,やはり「本質をとらえた教育実践が仲間を増やす」(渡瀬克美)のだろう。

でも,ここは研究組織の構築という体育同志会の課題と同じく,重要な課題となるような気がする。

 

「奮闘記」というのがいいね。

「奮闘記」は実践記録の一種だ。

「奮戦記」ともいったりするが,僕はこういうのを読むのが好きだ。

自伝のようなものでもある。

 

佐々木賢太郎さんの『体育の子』もそうだけど,仲本正夫さんの『学力への挑戦』とか,小西健二郎さんの『学級革命』とか,体育同志会でも山内明治さんの『全員見学の水泳』とか,全生研の記録だとか,ああいうのはみんな奮戦記,奮闘記なのだ。

うまくいかないところがあって,でも小さな光が灯る。

光は,大きくならない場合もある。

 

また載せるが,宮城支部ニュース『一ノ蔵』に矢部智恵子さんが,奮戦記を書いている。

これもとてもいい。

光は大きくならないかもしれないが,奮戦記は物語だから,読むときに,必ず読ませる部分というのか,多くの人が引き込まれる部分がある(興味によって違うとは思うが)。

それは,まさに自分の殻を破ったと自分で感じたときの,筆致となって表れる。

表れたから,読ませる奮闘記となるのだろうが。

 

ところで,表紙を見ると,子どもが何かを投げている。

紙飛行機か?

「ぞうきん投げ」とある。

この実践のねらいは何なのか気になるね。

でも,右手で投げる子どもはみんな左足が前に来ている。

指導の成果かな?

 

4月末の初等体育の授業では,「投げる」をテーマにした授業をやった。

だから,偶然であるが,もしかしたら内的な必然かもしれない。

なんてことを,小川洋子河合隼雄『生きるとは,自分の物語を作ること』(新潮文庫,2011)に書かれていたので,これもまた紹介したい。

 

そういえば,『たのスポ』と一緒に,創文企画の新刊本の紹介や案内が同封されていた。

そこには,愛知の丸山さんの『体育のカリキュラム開発方法論』と,広島の木原さんの『体育授業を学び続ける~教師の成長物語~』の紹介もある。

丸山さんの本は単著で,Dr.論文を本にしたものだ。

木原さんの本は,共著で,多くの方が書かれている。

体育同志会では,大後戸さん,林俊雄さん,冒頭で紹介できなかった坂田さん,滋賀大学の加登本さんなどがいる。

 

これらも楽しみだし,みんなで読んで勉強しましょう。

『たのスポ』4月号も,みんなで読んで批評しましょう。

 

追記

広島支部ニュースが届きました。

全国情報では,大後戸さんが僕の『体育科教育』の連載も取り上げてくれています。

こちらもぜひ読んで見てください。

 

 

 

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