体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

1月全国常任委員会が開催されました

こんにちは。石田智巳です。

 

24日の土曜日は,体育同志会の全国常任委員会が開催されました。

今日はその模様をお伝えします。

では,どうぞ。

 

朝8時10分の電車に乗って京都駅に向かう。

そうそう,木曜日は朝の7時半に特急に乗ったのだが,人身事故の影響でなんと特急が止まってしまった。

おかげで,京都駅に着いたのが,10時前。

試験監督ができなかった。

試験を受けられない学生も出たようだった。

さすがにこの日は,遅れることなく京都駅に着いた。

 

京都駅から新幹線に乗って東京へ。

新幹線では読みたい本があったが,ほとんど寝ていた。

11時に東京について,そこから新宿へ。

新宿西口を出て,歩いて行く。

 

途中でご飯を食べるのだが,いつも同じタンメンではつまらない。

歩いていると,新しいお店が。

そばのお店だ。

ここで,そばとミニカツ丼のセット590円だったかを食べる。

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東京のそばはおつゆが黒くて,醤油の香りが強い。

カツ丼も甘め。

でも,こういうのは病みつきになるのかもしれない。

 

12時からは研究局会議。

そこで,夏の大阪みのお大会のこと,先日の冬大会のことなどを議論する。

 

13時から常任委員会

委員長挨拶の後,各部局からの報告。

そこから,冬大会の総括。

まずは事務局の総括であった。

今年は94名で例年になく多くの参加者があったが,昨年と比較して,1泊参加の方が多かったとのこと。

 

以下は,冬大会に関連する研究面も含めて出てきた意見。

・全体で発言するのは大変だが,グループで議論をするのはよかったし,そこで発言することも可能になって,主体性が発揮できた。

・今回は発言者が多かった。我がこととして参加できたのではないか。逆の意見としては,研究会で思ったことを率直に言いたいこともある。実践に対する批判も言えるようにしてほしいという意見もあった。

・1年目だったから,方法的に資料の中から議論できることが限られる。いろいろ出てきたので,次には絞り込みをしてほしい。両実践の報告から,最後まで様々な意見が出てきたので,総括を研究局としてどう出すのか,これが問われる。

・技術指導と集団作り以外の観点から感想文を分析することもできるのではないか。

・分析枠組みが多様であっていいことに気づいた。だから,今回2人の実践を持ってきたことに意味があった。

・準備のことを考えると,スケジュール的には,相当きつい。

もしやるとすれば,組織的に準備する大切にする必要がある。

・中川実践は,わかるでつながる仮説に,答えも出たのに,引っ込めた。これをみんなが引き取って実践によって検証するとなれば,研究としてはおもしろいのだが。

・実践者の意図をくんで,議論する必要がある。その意図以外で槍が飛んできても困る。意図を研究局がくみ取る,そして議論に。

・参加者自身が問われる大会だった。ただいいたいことをいって帰っても,参加者にとっての学びはなく,何も変わらない。

・出原さんのグループ学習論はわかりやすい。しかし,それで固定的に見てしまうと,出てくる実践の悪いところばかりが見える。

それ自体も疑ってみる必要がある。フレームの作り直しを実践ベースでやるとか。

 

1泊2日の参加者が多かった(19名)ので,その人たちが参加しやすいことも考える必要があるという意見も出されたが,それに応えていくのは難しいところだ。

いろいろ出された意見をもとに,総括しなければならない。

 

続いて5月の中間研究集会の話もした。

5月9日10日に大阪で開催される。

これは9日に60周年記念集会があって,10日(日)が中間研究集会になる。

この中味についての議論であった。

これは,前にも報告したとおり,60周年を迎えて,分科会からは新たな基軸が出てくるので,それらを交流する会になる。

 

なお,場違いかもしれないが,分科会の再編の話も少しだけした。

これは波紋を呼びそうなので,ここには書かない。

 

そのほか,『運動文化研究』の進捗状況,『たのしい体育・スポーツ』の発行企画と今後についてなどが議論された。

なお,『たのスポ』は売れ行きがなかなか好調で,さらに数を伸ばしていくための方略について議論された。

これについては「増やす,増やす」という掛け声だけでは増えないので,具体的にどう取り組むのかについて真剣な議論がなされた。

 

いつも書くことだが,実践をつくるというときに,参考にするのは先行実践である。

ハウツー的な指導法(だけ)ではない。

どんな実践がしたいのかという思い,目指すべきゴール像,困ったことやどう乗り越えようとしたのかなどを丸ごと学んで,自分なりの実践つくるのだ。

そのために,先行実践を読む必要があるのだが,それが『たのスポ』を読む理由だ。

だから,『たのスポ』に実践記録が載っていないならば,それは『たのスポ』の問題かもしれない。

 それにしても,研究サークルが社会に発信する媒体を持っているということは,すごいことだ。

 

後は,大阪みのお大会の進捗状況について報告,議論された。

それで,常任委員会は一日で終了。

夜は,駅にほど近い天狗という居酒屋で懇親会。

その写真はなし。

 

明日の日曜日は,井の頭公園のそばの明星学園にて,体育同志会創立60周年記念関東集会が開催される。

 

 

 

 

 

 

 

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