体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

『たのしい体育・スポーツ』12月号が届きましたが・・・・。

こんにちは。石田智巳です。

 

『たのしい体育・スポーツ』が届きました。

ボヤボヤしていると,12月ですね。

全然ボヤボヤしていないのですが,どっちにしても12月です。

今年も後1ヶ月を切りました。

では,どうぞ。

 

「たのスポ」が届いてしまった。

11月号を読んでブログに上げていたが,途中でやめてしまっていた。

理由は全然ないのだが,少なくとも上野山さんの健康教育と,成合さんのリレーの実践については,読んで書こうと思ったのに。

頓挫していた。

 

12月号が届くとそのことを思い出すわけだ。

やれやれ。

ちょっと,11月号にもどろう。

と思ったら,手元にない。

1冊はうちに,1冊は研究室に届く。

それがないので,困った。

と思ったら,僕は執筆しているので,封筒に入れたままのがあるはず。

あった。

 

ちょっとだけ,上野山実践を紹介したい。

上野山さんの実践でいつも感心するのは,1つは,親や地域の人と子ども達をつなげているということだ。

よく見たら,タイトルも「子ども・親・教師をつなぐ教材づくり-健康教育・少額5年生・水俣の授業-」だった。

思い出した。特集が「つなぐ」だった。

 

水俣病の実践でも,上野山さんは,鉛筆対談,インタビュー,そして,弁護士の親に「水俣病と裁判」という説明文を作ってもらうように依頼(いやいや,お願いしたら説明文を作ってくれたのだ)。

さらに,学生サポーターも教材と関わらせて利用する。

これらの方法だけでも,子どもをつなげている。

 

そして,子どもを語るときに必ずその子の生活背景を添えていることもすごい。

また,健康教育は「どこでもドア」というように,かならず子どもを社会につなげていく。

健康教育がつなげるのでなく,教材研究によって子どもと社会の接点を見いだしていくのだ。

そして,「対話の授業」によって,子ども同士や親を含めた大人との接点を見いだしていく。

 

次の言葉が圧巻だ。

「健康教育を学んで,社会の仕組みが見えてきた。子ども達は,素直に『社会をよりよく変えたい』と考える。

子どもたちが授業で,仲間や親子の関係も舫い直し(もやいなおし)ながら学んで生まれたエネルギーが社会変革の方向に向けられ,生きる力になっていくのだと思う。」(23頁)

 

健康教育は,学生に模擬授業をさせると,どうしても最後が道徳になる。

これわかるでしょ。

「・・・・だから,みなさんは朝ご飯をしっかり食べて,よく運動して,よく寝る必要があるのです」とか。

 

でも,食べられない現実,寝ることができない現実があるのだ。

「早寝,早起き,朝ご飯」というスローガンを唱えるのではない。

「食」や「すいみん」を授業で取り上げて,自己責任にしないようにしているのだと思う。

 

ちなみに,この上野山さん実践を読んだ人は,『運動文化研究』31号にももう少し詳しい報告が乗っているので読んでほしい。

これは,昨年の冬大会で報告してもらった内容だ。

 

そこにも金言がちりばめられている。

例えば,次のようなものである。

「健康問題,環境問題は社会問題につながっているから,どの教材を学習しても『人々のいのちや健康を犠牲にしてまで利潤を上げる社会はおかしいのではないか」ということに気づいていく。

しかし,社会を変えなくてはいけない,政治が悪いという告発をして終わるのではなく,仲間や親たち,教師たちとも自分の意見を交流しながら,社会はどうあるべきかという自分の考えを持つことが大切なのではないかと思う。」(『運動文化研究』 31号,41頁)

 

価値は押しつけず,でも価値観は揺さぶる「対話の授業」。

魅力的だ。

 

もうすぐ社会を変えることができるかもしれない出来事がある。

総選挙。

無理かな。

 

成合さんのリレーの授業を紹介すると字数が増えすぎてしまう。

このリレーの実践で気になったのは,表の間違いや誤字である。

ちょっと目についてしまったので,著者校正をした方がいいのではという余計なお節介を編集委員長にしてしまった。

リレー実践については,やはり今日は触れないでおこう。

 

12月号の写真を載せたが,なんだかここまで書いた記事と写真があっていない。

表紙をよく見ると,リボン走の写真だ。

特集は「競争」だ。

これは楽しみだ。

 

でも,また今度。

 

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