体育とスポーツの日記

                      石田智巳が体育・教育,そして運動文化論と運動文化実践(主にランニング)について書いています。

わかっちゃいるけどやめられね。

全国常任委員会in新宿

こんにちは。石田智巳です。

 

土日は,体育同志会の全国常任委員会が開催されました。

僕は,金曜日に東京に行ったので,2泊分の話です。

その様子です。

では,どうぞ。

 

金曜日の3限の授業が終わって,いろいろな仕事を終わらせて,花園駅へ向かう。

そして,15時56分京都駅発の新幹線で東京へ。

まずは昼寝を目指す。

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 目指すほどのことではないが,むさしの鉄火巻きとビール。

 

これで,少し寝てから,実践記録の資料に目を通す。

新宿事務所に着いたのは19時過ぎ。

ここから編集委員会と出版経営会議。

 

『たのしい体育・スポーツ』では,現在,「時代を拓く実践をたどる」という連載を行っている。

購読している人は,読んでいると思うが,これは,体育同志会ができてからの研究を,時代ごとに典型的な実践を分析,紹介することを通して浮かび上がらせていくという試みだ。

僕も,出原泰明さんの「田植えライン」といわれる短距離走の実践と,中村敏雄さんの「バレーボールの実践」を執筆した。

 

これまで70年代以降の,運動技術の系統性研究の成果を,グループ学習で学ぶという諸実践とその執筆者について決めていた。

この日の会議は,70年代後半に起こるスポーツ権論だとか,主体者形成論など,体育同志会的な学力論を受けた実践,そして,90年代の教科内容研究の提案を受けた実践と執筆者候補を選ぶことが目的だ。

 

実践史から研究史を浮かび上がらせるといっても,このあたりの議論は結構複雑である。

そのため,なかなか実践化されていない。

そこで,このスポーツ権論から教科内容研究ぐらいまでの議論を,誰かが簡単にでも整理して,読者へのガイダンスとなるような文章があった方がよいのではないかと提案する。

 

じゃあ誰が?

やぶ蛇となった。

理由は,集まった久保,森,大貫,石田のうち,最近原稿を書いていないのは誰だ?ということになって,僕となったのだ。

これは,失敗。

僕は,連載ではない原稿を9月号にも書いたし,11月号用の原稿も書いた。

でも,まあ勉強しよ。

結局,その後の重い話も含めて,夜9時半頃まで会議は続いた。

 

その後,夕飯に繰り出す。

新宿では,最近,食べ放題で3000円を切るお店が増えている。

それが限られたメニューだけではなく,すべてのメニューが注文できてその値段。

金曜は,さすがに「放題」にはしなかったが,前菜とメインと生ビールで980円のセットを四つと,ビールの追加と紹2杯と,4人で興酒ボトル1本頼んで,一人1800円という安さだった。

 

次の日は朝ブログを書いてから,走りに行く。

半袖にハーフパンツで外に出ると寒い。

池袋駅の東口から歩いて2分のホテルに泊まったが,そこから線路沿いに走り出す。

都会は道路が大きくなると信号待ちで休憩時間ばっかりになる。

結局,1キロぐらいの周回コースを10周。

信号待ちはなし。

修行僧のようにストイックに走った。

こんなところを走っている人は一人もいなかった。

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お昼からは,研究局会議と常任委員会

常任委員会では,各部局からの報告や提案がある。

その後,夏のみやぎ大会の総括案が出される。

かなりやりきった感と自信が見られた。

事務局長の黒川さんは,バーンアウトだそうだ。

僕も2010年は全く同じだった。

 

研究関連では,各分科会の様子の報告も行われた。

白川さんによるバスケットボール分科会の報告がよかった。

今回の大阪の下村さんの実践から学ぶことが多かったようである。

若いのに,かなり鍛えられた実践であった。

子どもたちの生活課題のこともあるが,それよりもディフェンスの裏を取る動きによって得点が得られたこと,この動きを参加者がこれから検証することになったようだ。

僕は,2対1とか2対2ではなく,「動きのポイントを言葉にしてみる」ことが大切だと考えている。

今後が楽しみだ。

 

その後,冬大会の議論にもなった。

9月15日に研究局会議を開催し,そこで出た案を宮城の神谷くんが整理して提案。

12時からの研究局会議で確認,共有して,常任委員会で提案。

みやぎ大会の「注目の実践」二つを俎上に載せて,子どもの感想文や体育ノート,各種データを参加者がグループを作って,徹底分析していく。

それによって,授業の山場や子どもの学び,集団の質が変わったポイントを探していく。

実践者には,そのときの働きかけについて語ってもらう。

実践者が見えていない意味が立ち上がるかもしれない。

楽しみだが,準備は大変。

 

体育同志会は来年で60歳となる。

その記念行事についても話し合われた。

東京で1月に,大阪で5月に集会が開かれ,それに併せて冊子をつくる。

その原稿の執筆という宿題ももらった。

 

常任委員会1日目はこれで終了。

その後は?

金曜日とは違うが,やはり激安の中華料理へ。

大久保駅のそば。

一人2700円で飲み食べ放題。

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 なぜか名前が「和よし」。

居抜きで名前もついでにということか?

よくわからないが,おいしかった。

食べ過ぎだ。

これで池袋に帰って寝た。

 

日曜日の朝は,早くに起きてこの記事の夜までの部分を書く。

そして,また寝て7時すぎに起きて走る。

今日も朝は風が吹きまくって寒かった。

長袖で走った。

昨日と同じコースを4周だけ。

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常任委員会の二日目は朝9時半から。

この日は,大阪みのお大会構想と,「たのスポ」の議論。

 

大阪の教育は,ものすごく圧力が強く,現職教員やこれから教員を目指す人たちにも敬遠されているようだ。

しかし,体育同志会の先生たちは,だからこそ,結集して実践力を身につけている。

そこに他支部にはない確かな力があるので,それを大会のテーマや柱にして,具体的な大会の中味に落としていってもらえればと思う。

若手も集まっているし,とても楽しみだ。

 

僕は,新幹線の都合で,12時ちょうどに事務所を出た。

昨日の夜は食べ過ぎたので,朝と昼を抜く。

帰って走れたら走ろう。

それにしても,今回も宿題を多くもらった。

 

 

 

 

 

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