初代ガーミン(GPS時計)と通風(!?)の話
こんにちは。石田智巳です。
間をあけてしまいましたが,今日は,GPS時計の話です。
というか,先週の金曜日(2代目のガーミン(GPS時計)が届きました -僕とランニングについて )はGPS時計の話に辿り着く前に終わってしまいました。
今日も金曜日。
初代ガーミン(GPS時計)の話をします。通風の話も出てきます。
では,どうぞ。
僕の最初のGPS時計は,GarminのForerunner410(以後,410)である。
これはアメリカのGarmin社の輸入版であった。
だから,全部英語で書かれている。
同じ型の日本版(ForeAthlete)よりも,1万円ほど安く売っていた。
だからこれにしたのだ。
しかし,説明が英語で書かれていて,表示も英語のため,本当に苦労したことを思い出す。
ネットで調べたりして,なんとか使えるようになった。
1月の寒い夜,夜中に外に出て充電したての410でGPSの信号を受け取ってみた。
2分ぐらいかかっただろうか。
すぐにできると思ったから,故障かと思ったりもした。
そして,信号を捕まえると,距離と,時間と,ペースが時計に表示される。
最初は,全部0と表示されている。
そこで,スタートボタンを押す。
ギャミンと独特な音がする。
そして,少し歩いてみると,時計の数字が動き出す。
時計を止めて,正常に動いていることを確かめる。
明日はこれをつけて走ろうと意気込む。
はじめて410をつけて走ったのは,昨年の1月31日の木曜日の朝。
おそらく,試験の次の週だ。
8.5キロを45分52秒で走っている。
キロ5分24秒のペースだ。
ランニング日誌には,「朝にしては快調に走る。初ガーミンも,トンネルで100mほどの狂い」とある。
そう。
GPS時計は,トンネルの中やビルの間を走ると信号を失ってしまうのだ。
だから,例えば5分24秒のペースで走っていても,途中で信号を見失って,次に信号をキャッチしたときには,ペースが4分とかあり得ないような数字になっている。
そこから,1キロのラップを自動で算出すると,経験上4分50秒ぐらいに表示される。
34秒ほど短く表示されるということだ。
1キロ5分24秒ということは,単純計算で100mを32.4秒で走ることになる。
だから,ちょうど100m分ぐらいが「なかったこと」になるのだ。
そのため,日誌に転記するときには,マピオンで測定しておいた走行距離8.5キロを,かかった時間で割ってペースを算出している。
でも,ジョギングのときはいいのだが,キチンとしたペースを知りたいときには,これでは困る。
そこで,トンネルを通らないようにして,走るコースを工夫して,同じ距離を走ることにした。
410をつけて走っていて,トレーニングにすごくメリハリがつくようになった。
今日は,10キロを6分程度のジョグでいく。
今日は,8キロを4分30秒のペースでいく。
今日は,20キロを5分のペースでいく。
など,自分のトレーニング計画を立てて実施しやすくなったのだ。
金井技術論ではないが,トレーニングを含めて,マラソンを走るのにGPS時計を持たないということはもはや考えられない。
トラックだったら,ストップウォッチだけでも,ペースは算出できる。
しかし,道路で距離がわからない中,トレーニングをするのであれば,必需品である。
スマホがあれば,アプリが使えるのでトレーニングにはそれでもいい。
しかし,レースとなるとやはり時計がほしいものだ。
夏の暑いときにも,涼しいときと同じように,速いペースと長い距離を自分に課して,何度も失敗もした。
これについては,今月の13日(日曜)がまさに分水嶺となった。
このことは,ランニングの記録7月12日~19日 に書いた通り。
410はトンネルで止まるということはあるが,GPS時計の機能としてはとてもいい。
しかし,問題がなくもなかった。
それは,この410は重いのである。
昨年の秋のことであるが,次のようなことがあった。
ランニングは基本的に夜に行うので,走り終わって,風呂に入ってビールを飲む。
それを繰り返していたら,あるとき左手の手首が痛むようになった。
僕はビールをよく飲むし,魚介類も大好きだ。
だから,通風になったと思った。
僕の場合,通風になったと思っても,発作が出ていたくて動けなくなるという経験はない。
でも,よく「あっ,通風だ」と思うような症状になる。
今回もそれだと思っていた。
それでもビールは飲んでいたが。
こうして,体育同志会の京都支部総会の後の飲み会で,通風になった話をした。
通風の話というのは,結構盛り上がるものである。
誰それがなったとか,そういえば誰それもなったとか。
塩貝さんは,「骨折したと思ったら,通風だった」という話も披露してくれた。
さて,通風というのは,少しすれば良くなるというのがこれまでの経験でわかっていた。しかし,今回は様子が違う。
四六時中,痛いのだ。
そこで,整形外科に行ってみたら,仰天の結果がでた。
僕は,高校2年生のときの夏休み前,球技大会でサッカーに出ていた。
オーバーヘッドキックでシュートをして,左手を地面に着いた。
その上に全体重がかかり,左手首を骨折した。
それから約30年。
完全に治ったと思っていたが,重い410をつけて走っていたので,今頃になってその骨が剥がれてきたという。
いわば骨折のような状態。
塩貝さんは,痛風を骨折だと思っていた。
僕は,骨折を痛風だと思っていた。
それ以来,410は右手につけて走るようにしている。
左手は,梅雨の季節にはしくしくと痛む。
そんな410も電池が少なくなってきた。
これでは,レースに出ることはできない。
電池の入れ替えは,日本ではできない。
英語で手紙を書くのも面倒だ。
そのため,2代目のGarminが登場することになった。
初代Garmin「410」の話は,まだいろいろあるが,ひとまずこれで終わり。